*それでは進化するためには、魂は全ての種に転生しないといけないのですか。

同レベルの種が沢山あるので、全ての種に転生する必要はない。だが、全てのレベルを通過する必要はある。

 

*魂が進化してゆくにつれて、下等な種に転生する必要のある「魂の原型」が少なくなることはないですか。その場合、そのような種はどうなるのですか。

魂を創造する工程は決して止むことがないので、常に様々な進化段階のものが存在し、物界に転生して学ばなくてはならない。

だが、魂を創る活動に、生産の頻度が多くなったり少なくなる周期や時期があるのは確かだ。そのため、出生率が多くの国で、人口爆発の時期と出生が下がる時期とを交互にくりかえしているのと同じように、時々、多量の魂やその原型が一時期に集中して、それ以前または以後では数が少ない、ということがある。

しかし全ては、宇宙の進化計画で予定されていることで、高次の霊的な存在たちが必要性を完璧に理解した上でそれを司っていることに疑いはない。同時期に同じ進化の飛躍を遂げる存在が大勢いれば、ある時期に用のない特定種が恐竜のように大規模に絶滅したり、さらに進化した新種が出現して増殖したりする要因になるかもしれない。

 

*あなたのお話では、動物の魂も人間に生まれ変われるのですよね。

すでに言った通り、魂は進化するに従ってさらに進化した物質的な体に転生する必要があるのだが、自分の能力からかけ離れたものでは、その状況が手に負えなくなるので駄目なのだ。

パイロット養成所の生徒も、いきなり旅客機を操縦して訓練したりずに、最初は飛行シレーターを使って学習を始め、次に軽飛行機を運転し、準備ができた時に初めて大型の機体を操縦し始めるだろう。

まだ完全な自由意志はないが、知的面でも感情面でもかなりの能力を備えた猿人に転生できた「魂の原型」は、次は原人に転生でき、学習するにつれて、自己の進化の必要性に見合った頭脳を持つ種に転生していく。こうして、動物の魂はヒト科の魂になるまで進化していって、いつかは人間として生まれ変わる。

でもこれは、一回の転生で急激に起こることではなく、中間層の種に何回も生まれ変わってからなのだ。小学一年生の子どもが全教科に受かったとしても、翌年に高校三年生にはなれずに小学二年に進み、後続の各学年を終了した後に、始めて高校三年の勉強ができる時が来るのと同じだ。

 

*それではその反対に、人間の魂は動物に生まれ変わりますか。

前に説明したように、それは進化を後戻りさせることになるので、人間から動物への転生は不可能だ。魂の進化が停滞してしまうことはあるが、すでに乗り越えた進化段階に逆行したり後退したりすることはない。

これは、試験に通らなかった生徒でも下の学年に落とされることがなく、翌年に同じ学年をくりかえさせられるのと同じだ。

 

*でも、誰もがかつては動物だったことがあって、動物が将来僕たちのようになるのだとしたら、特に進化の程度が近い高等哺乳類への僕らの行いを問題視してしまいます。たとえば、食用や皮革のために飼育することや、狩猟や闘牛のように動物の苦しみの上に成り立つ見世物などは、霊的にそれほど人間に近いのであれば、人を虐待するのと変わらないことになってしまいます!

その通りなのだ。彼らは君たちの弟分なので、より大きな配慮や尊重に値するのだ。しかし大半の人は、人間の生命や権利すらも尊重していないので、取るに足りないと見下しているものを尊重するように期待するのは、さらに難しいことなのだ。

それでも、昔の時代と比べたら、君たちは進歩している。洞窟に住んでいた人びとは人肉を食べることに全く抵抗がなかったが、カニバリズムは現在では、いとうべき非人間的な行為と考えられている。それはなぜだろうか?そのような原始的な時代と比べて、他の人間に対する感受性が増したからなのだ。動物に対しても同じことだ。大多数の者が動物の苦痛に敏感になって、彼らが進化上では肉体的にも霊的にも類似する兄弟のような存在なのだと気づけば、動物を奴隷化したり虐待したり、殺して肉を食べたり皮で服を作ることなどを止めるだろう。

実際、多くの者がペットを食べる行為は常軌を逸すると考えている。また君たちの世界にも、動物の権利を守るために戦ったり、彼らとの絆を自覚できるほどに成長して食肉を放棄した多くの人がいるだろう。

人類が霊的に進歩してゆくにつれ菜食主義になり、動物の権利が尊重されるようになる。君たちより霊的に一段上の進化したヒトの文明においては、動物の肉を食べることは、君たちが人肉を食べるのをいとうように忌み嫌われている。もちろん、君たちの世界のように、動物を檻に閉じ込めたり、虐待したり殺したりもしない。

 

*でも、健康でいるためには肉も含めて何でも食べなければならないし、肉を食べないと何らかの基本的栄養素が欠けて病気になる、といつも聞いてきましたよ。これは一理ありませんか。

長らく肉を食べ続けてきた人が菜食主義に変わろうと決意する時には、生理的に慣れなければならないので、少しずつ段階を踏んでそうすることが確かに推奨される。

だが、菜食主義者に何かの栄養が不足するということはない。豆類は、肉からは採れない豊富なたんぱく質の源なのだ。菜食は基本的栄養素が欠けるどころか、全くその反対で、より健康的なのだ。

菜食主義者なら、肉体器官の中で肉が腐ることから生じる多くの病気を予防できるし、進化上自分に似た存在を食べることでアストラル体の波動が狂い低下してしまうのを避けられる。

卵・菜食の食生活は、君たちの生物学上、完全に健康的であるし、体組織が必要とする全てを供給できる。

 

*魂が特定の種での転生を止めて、さらに進化した種に生まれ変わるのは、何によるのですか。

魂がその期間に遂げた進歩による。進化上同等レベルの種に転生しながら充分学び取らない限り、直ぐ上の段階の種に移行できないのだ。一番進歩が速いものが、現在よりも一段上の種に最初に転生できるのだ。

 

*それは人間でも同じなのですか。つまり僕たちが、肉体的に人間の種の能力を超えて進化したらどうなるのですか。

君たちはまだ身体器官の潜在能力をその四分の一も使っていないので、身体が増大する能力を支え切れないほど古くなったとうには早過ぎるだろう。だが君たちの惑星の人間種は、その霊的進歩と並行して、ゆっくりだが揺るぎなく肉体的にも進化していっている。だから、自分の進化レベルに身体がついていかないことを心配する必要はない。

前にも言ったが、人間という段階は、魂の進化の終着どころではないのだ。現在の地球人のレベルでさえ、魂的にも肉体的にも、進歩したレベルとは言い難い。

かつて君たちの二段階下にホモ・ハビルスがいて、一段下にはネアンデルタール人がいたように、君たちの上にも霊的にもっと大きな愛と叡智の能力を持った四つのヒト科レベル(4.4から4.7)が存在しているのだ。これらの存在こそ、さらに進化したもっと精妙な身体が必要で、潜在力が発揮できるように君たちの身体よりも機能が高いものとなる。

 

*でも、そういうスーパー人間は、どこにも見当たらないのですが、どこにいるのですか。

他の惑星には、あらゆる進化段階を網羅した全ての人類が住んでいるので、君たちよりも高次の存在もいるのだ。それらより進化したヒトの中には少数だが、君たちの進化レベルを高める手助けをしようと君たちに混じって住んだり、今も一緒に暮らしている者もいる。でも、この話はもっと後でしよう。

 

*僕たちの肉体的な進化はどこに向かっているのですか。つまり、僕らの肉体はどう変わるのでしょう。

それは、アルファ草で作った服から絹の服へと、コールテン・羊毛・綿という中間段階を経て衣服を変えていくようなものだ。身体はより精妙により軽やかになるので、刺激の少ない食事を必要とするようになる。また、エネルギー的になり物質的でなくなる。

頭脳の許容量は増し、もっと広い範囲の知力を発達させることができる以外に、テレパシー・透視能力・念動術などの超能力を発揮させることができる。これらの能力は今はまだ君たちの中では眠ったままで、大多数の人にはその存在すらも知られずに否定されている。実際、このような能力を開発できた少数の者は、それが生まれつきのものか本人の意志と努力によるものなのかに関わらず、他の人からは気違い扱いされている。

以上をまとめると、進化すると、きつい肉体労働には適さない、感情や思考に対してより敏感な身体となるのだ。