『魂の法則』あとがき、作者のことば:

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*輪廻転生の話題に戻りますが、僕たちが他の世を経験したことがあって、物理的生への誕生が始まりでないとするのなら、魂の始まりは、もしそれがあるとすれば、何なのでしょうか。

魂がいつ創造されるのかは分からない。実際のところ、「生命の火花」となる「魂の素」が創られるのだ。

原初「生命の火花」は、その後何百万年にもわたって、自己の進化レベルに見合う物質形態に結びつく経験を通して改善してゆくプロセスを体験する。

 

*「自己の進化レベルに見合う物質形態に結びつく」というのが何を意味するのか分かりません。もう少し教えていただけますか。

転生のことを指しているのだ。「原始魂の素」が充分に進化して、それよりずっと高度なものになると、それを魂と呼んでいる。

魂は、体という物質形態に結びついて、その経験から学んでゆく。原初の段階では、「原始魂の素」は、より単純な物質形態に結びつく。

最初の形態は鉱物(第一段階)であり、次に植物(第二段階)、それから動物(第三段階)に、そしてさらに進むと人間の段階の魂(第四段階)となるのだが、それぞれの物理的な経験において学習するのだ。

学んだことは永久に魂に蓄えられるので、新しく転生する際には、おびただしい前世の経験を総合して得られた知識を携える。

 

*前世では僕たちが動物だったこともあり、もっと遡れば石に生まれたこともあるのですか。

初期の段階では各存在の個別性というものが人間の段階ほどには明確でないので、そう言い切ってしまうのは正確ではないが、大体そういうことになる。個別性というのは、序々に獲得されるものなのだ。

 

*どういう意味ですか。

つまり、その段階では、「生命の火花」が独立した魂だとも、石が鉱物界で独自性を持つとも考えられないので、君の魂が石に転生していというのは正確ではない、ということだ。石を二つか三つのかけらに割ってしまったとしたら、「生命の火花」はどうなってしまうだろうか?分割されてしまうだろうか?そんなことはない。

しかし、犬の個別性の度合いは遥かに進んだものなので、「魂の原型」が犬に転生していると言うことはできる。

 

*なぜ、「魂の原型」と呼ぶのですか。

ここでは、人間の段階にいる魂と区別するためにそう呼んだのだ。これは人間の魂以前の段階で、独自性はかなり高いもののまだ自由意志を持たない、高度な哺乳類に宿る魂に相当する。

 

*そのような連続的な転生プログラムのようなもので、何を成し遂げようとするのですか。

魂の存在が、知識においても感情においても進歩し、叡智と愛において成長することだ。

 

*どこまで?つまり、僕たちが到達できる限界の上限はありますか。

段階的な進化を通して到達できる限界の上限は、神の能力だ。だが神の能力は無限なので、限界はない、という結論に行き着こう。それは、絶え間な永遠の進化のプロセスだ。

でももし君が物理的な転生の過程に言及しているのだったら、魂が進化してゆくに従って段々と転生と転生の間が空くようになり、転生しない期間が増えていく。そしてついに魂は、進化のために物界で転生をくりかえす必要のない段階に達して、より精妙な存在次元で進化を続けるようになる。

そうなると、まだその上に二段階あるのだが、第五段階に入ることになる。だが、地球の人類がこの段階に達するにはまだかなりの時間がかかるので、今そのことについて話をする意味はない。

 

くりかえすことになるかもしれませんが、前よりさらに詳しく答えていただけるかもしれないので、同じ質問をします魂に始まりがあるのなら、終わりもあるのですか。つまり、魂は死ぬことがあるのでしょうか。

が死ぬなどあり得ない。魂が進化しようと大変な努力を払って、自己の一番高い進化段階に達した後で無に帰すのだとしたら、矛盾するだろう。一つはっきりさせておこう魂は不死だ。進化するために宿ったそれぞれの体が死ぬだけだ。

 

*でも、もし魂が高度に進化して神に近づいたとしたら、神と融合することがあるのではありませんか。

魂は進化すると神に近づくが、個性を失うことは死ぬに等しいことなので、神と融合して個別性を失うということはない。むしろ、その魂の意志が益々創造主の意志に近づき、自発的に神聖なる計画の一部となるのだ。

 

*魂の進化の工程を総括的に理解できるような、全般的な見解や例を示していただけますか。

いいだろう。魂の個々の進化は、人生における人間の進歩と似ている。生まれたばかりの赤ちゃんは自分では、生物的にプログラムされた方法で、有機的生命の維持に欠かせない機能を発達させるに過ぎない。自己決定の能力はなく、生き延びるためには両親に完全に依存している。

子どもは成長するにつれ、序々に自立してゆき、次第に両親に依存しなくなってゆく。そして思春期になると、各人は益々、自分自身で探求することの必要性や、決断を下すに当たって自由で自立できていることの必要性に気づくようになる。そこで、多くの場合、両親と対立することとなる。

両親が、年の功から助言しようとしても、若者には人生への干渉に思え、多くの場合、忠告にも関わらず、間違った決定を下してしまう。しかし、苦しむことになったとしても自分自身で体験することが必要なのだ。経験を積み、自分自身の決断がもらたした結果から学ぶにつれて成熟してゆき、両親から完全に独立できる大人の段階に達するのだ。

 

霊的進化の過程は、子どもが大人になるのと似ている。

最初、「原始魂の素」は、より進歩した他の魂の存在に完全に依存しており、進化も彼らに誘導されている。この段階での転生は、魂が経験を積んで、知力や感情などの特定の能力を開発させるために役立ち、将来、自己の意志を発達させる土台となる。

それは、小さな子どもにとって、まだ自分では重要な決断ができないにしろ、成長して話したり歩いたりするのを学ぶために、周辺の世界との相互交流が必要なのと同じだ。

魂の存在が進化するにつれて、自分で決断を下せるようになり、ある程度の自立性が獲得される。そして魂が充分に成熟すると、自己の運命決める能力たる、自由意志を獲得する。要は、独立を確立し、自己の進化に関する決定を、自分で下せるようになるのだ。

この時点では保護者役の魂たちは、ある種の行動がもたらす危険性に関して忠告したり警告したりする両親と、同様の役目を果たす。だが彼らは強制はせず、各魂が自分の道を選び、何回でも失敗しながら体験か ら学んでいくことを容認するし、体験を通して自己の進化の方向を修正するか否かを決めるのも魂自身であることを許容している。

 

*これで幾つかの疑問が晴れましたが、初期の「生命の火花」の段階や、鉱物・植物・動物界での転生が、まだ理解できません。これらの時期に、学ばなくてはならないこととは何でしょう。「原始魂の素」・「生命の火花」・「魂の原型」などとあなたが呼んでいるものは、自分のしていることを自覚していないように思えるのですか。

進化の初期的な段階に転生する魂の存在が、生まれたての赤ん坊のように自分自身の存在すら自覚できなくとも、学習が妨げられることはない。学んだ事は魂に永久に記憶されるので、魂がもっと進化を遂げるまでは無自覚ではあるものの、新しい転生を始める時には、それまでの前世と転生間の期間との総体から得られた全ての知識を携えるので、ゼロからのスタートとはならないのだ。

初期段階での霊的な進化は、種の進化の過程を見れば理解できよう。君たち自身が、生命の起源というものを何十億年前に位置づけており、初めに地球に単細胞生物が誕生して、それが次第に複雑化していって、植物界と動物界という最初の区分ができたとしている。そして次に、植物界も動物界も、生命形態は単純なものから多様化・複雑化して次第に数を増やしながら進化した。

たとえば、動物界は、初期の単細胞から多細胞へと変化した。時間が経つと脊椎動物が現れ、その中に魚類がいた。魚類から両生類が、両生類からは爬虫類が進化し、爬虫類からは鳥類が、鳥類からは哺乳類が、何百万年という時間をかけて進化した。

その後、最も進化した哺乳類から原人が誕生し、そこから原始人が次々と生まれ出て、ホモ・ハビルスからネアンデルタール人・クロマニョン人の段階を経て、そのつど頭蓋骨の容量を増やしながら、現在のホモ・サピエンスに至ったのだ。

実は、こうした物理次元での進化の過程は、全て霊界側から誘導されたもので、進化する魂が、向上しつつある能力を発展させるためにふさわしい物理的な受け皿を見出せるようにするためである。魂の成長のためには、最も単純なものから最も進化したものまで、物質界の全ての形態を体験する必要があるからだ。

より適切な物的な乗り物を魂に供給する必要がある時に、さらに進化した種を物界に顕現させるのは、進化した霊的な存在たちなのだ。それにより初期の魂は、学習を継続することが可能となる。新しい種は、 既存のものを改変することで生まれ、魂が次の種へと移行する過程が、急激ではなく緩やかになるように計らわれる。