『魂の法則』あとがき、作者のことば:
見返りを求めない無条件の愛の趣旨通り、本書が、全ての人に無私の志で届いてくれることを切に願う。 そのため、内容を変更せず営利を目的にしないという条件で、本書を自由に頒布し、 現在利用可能な全てのメディアによって、全体あるいは一部を随意に複製することをこの場で許可し、 その活動を後押しするものとする。
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*でも、家族関係が贖罪の場合には、逆効果にならないでしょうか。つまり、憎しみ合っている人たちが同じ屋根の下で共存を強いられたら、虐待・暴力・緊張・口論などが絶えないのではありませんか。共存を強要された訳ではない。自分たちの悪感情を克服するために、彼ら自身が霊的ガイドの提案を受け入れたのだ。君が言う、虐待・暴力・緊張・口論は、これらの魂がまだ霊的な悪習にしがみついており、自己改善をしたくないから起こるのだ。
*どちらにせよ、憎み合っている人たちを同じ家族に入れるのは、過激な療法に思えますよ。それでは、危険な囚人をまとめて同じ独房に入れるようなものではないですか。しまいにはやり合いませんか。こんな状況から愛が生まれるとは思えません。
家族の全員がお互いに仲が悪いとは言っていない。たとえば、父親と息子の間で衝突が起こるとか、兄弟間の仲が悪くても、他の家族とは問題がないケースだ。通常、このような家庭には、より進化した魂が転生し、愛情に満ちた行いとはどのようなものであるべきかの手本を示す。似たような欠点のある魂が一緒に転生するのは、まさに一方が他方の鏡となるためであり、自分と似た人との共存体験から学ぶためだ。
*この経験から学ぶべきことは何ですか。
一番大切なことは、我々は皆兄弟だと知ること。これは、まさに文字通りだ。前世で最も憎むべき人が、次の転生では君の兄弟となり得るのだ。 一つはっきりさせよう。一部の人だけを愛して、その他を憎んでいては、進化はできない。憎悪を愛に変えない限り、前進できないのだ。だから、憎しみによってしてしまったことを償う必要があるのだが、一番苦手で最も借りのある人に償いをするのが理想的なのではなかろうか。また、我欲が顕現したものが欠点だが、我々と同じ欠点を持つ他者のエゴを認識したり、それを身を持って体験してみることも有益である。我々は、隣人の目の中のおが屑が見えるのに、自分の目の中の丸太に気づかない傾向にある。要は、我々は、特に嫌いな人の欠点には、非常に注意を払うのだが、それと似ていることが多い自分自身のものは見ようとしないのだ。他者の我がままのために実際に苦しんでみれば、欠点がどう影響するのかを体験できるので、欠点を自覚でき、それをなくすべきだと考えるだろう。
*人間関係のテーマに戻りますが、どういう理由で二人の人がカップルになるのでしょう。
愛によって、霊的な進化の必要性によって、あるいは執着によって。最初の二つの理由は、霊的な判断に従ったもので、転生以前に取り決められる。最後のものは、転生してしまってから本人が選択するもので、霊的というより「現世的な」理由によって決められる場合が多く、転生以前に交わした魂の約束が何度も変更される。
*これらの結びつきの種類による違いを説明いただけますか。
最初のものは、愛情の結びつきと魂の類似性によるものだ。霊的な進化のための結びつきは、互いの学習上の必要性によるもので、通常、課題が残っている魂の間や、特定の欠点・美徳に共に取り組むことで霊的に向上し得る魂の間で見られる。三つ目の執着による場合は、肉体または性的な魅力、知的・物的な目標が似ていること、物質的な必要性、愛情の欲求や、一緒になる二人の便宜・義務などによって結びつく。
