*愛における進化をお話しされるのですね。でも、僕がこの世で目にするものは愛ではありません。 苦しみは何のためなのでしょうか。どうして、最も美しいものから最も残酷で破壊的なものまでが混在する、こんなにも矛盾に満ちた世界に住んでいるのでしょう。憎悪、戦争、飢餓、貧困、苦悩。僕には、これらの存在理由が分かりません。何らかの意味があるのですか。それとも、答えは見出せないのでしょうか。 もちろん意味はある。進化のためだ。今君が言ったこれらの災いは全て、愛の欠如、つまりエゴと呼ばれる同一の源から生じたものだ。各人のエゴが集積すると、現状のようにこの世を完全な地獄にしてしまうが、それぞれのエゴが愛に変わって合わされば、この世を天国に変えられる。内面をエゴから愛に変えるのは、各人の意志にかかっている。内側を変えることができれば、当然の結果として、君たちの周りの外側を、そして世界全体を変えることが可能だ。君たちを取り囲む外界は、自己変革を手伝うためにあるのであって、型作りを教わりたい子どもにとっての粘土のようなものなのだ。
*やっぱり分かりません。何のために、どこに向かって進化するのですか。それに最後に結局、全てが死に帰すのだとしたら、そのような努力に何の意味があるのでしょうか。 愛や感情や知識の能力を高めながら、より高次の幸福に近づいていくという各人の進化には、決して終わりがない。もし終わるのだとしたら、意味がない。 *それはどういう意味ですか。 人が存在しなくなることはない、つまり不死ということだ。
*毎日、何千何百万という人間が死んでいるというのに、どうしてそう言えるのでしょう。 死ぬのは、人間が物質界で存在するために使用する乗り物、つまり肉体に過ぎない。人の本質や意識はそのまま存在しつづける。
*それは、死の後にも生が存在するということですか。
そうだ。実際に私が言いたいのは、死というものが存在しないということ、朽ちてしまうものは、魂が物質界に顕現できるように使用する乗り物に過ぎないということだ。
*魂とは何ですか。
魂とは、生きて感じることのできる存在のことだ。個人の意志や意識が宿るところが魂であり、決して破壊されることがない。君は魂だ。君たち人間は全員が魂で、転生と呼ばれる期間の間だけ、物理的な肉体に繋がれているのだ。君たちは自分自身を肉体だと思って