*ええ、その事なら知っています。映画では善人が勝つこともあるのでしょうが、現実では平和主義の善人は虐殺されてしまって、最後にはい つも悪人が勝つのです。歴史を見ればそんな話で一杯です。初期のキリスト教徒とか、カタロス派とか...
確かにこの戦いが永遠に延長されれば、利己的な集団は変革の全ての試みを永久的にボイコットするかもしれないので、愛情深い集団に霊的な停滞と、無益で不毛な苦悩をもたらすであろう。
しかし、このように熾烈な戦いは無期限には続かない。最終的には二つのグループの分離が必要となろう。
分離するということは、二つのうちのどちらかのグループが、自己の進化レベルの条件に見合った別の惑星に生まれ変わるために、立ち去らなくてはならないということを意味する。君たち人類は今、このような過程を経験していて、最終的には話しているような魂の選別が行われるだろう。
*聖書の黙示録の最後の審判を思い出しますが、何か関係があるのですか。
聖書に記されている最後の審判とは、起こり得る地球の未来のヴィジョンとしてこのプロセスを垣間見た作者が、自分の能力の範囲で書き表わしたもので、個人的な解釈の一つと言える。
一周期のおしまいは、もちろん世界の終末ではなく、一つの段階の終わりに過ぎない。
また、今のところは我欲を放棄しないと決断していても、それが最終決定となる訳でもない。人はいつでも好きな時に意見を変更できるし、今その機会を活用しなくても、後でそうすることも可能だ。よって、「善人を右に、悪人を左に分ける」選択するのは神ではなく、自分自身の決断なのだ。霊界は、皆に同じだけの機会を与えているので、何をしたいのか、どんな世界に生きたいのかを決めるのは、自由意志を持った自分自身なのだ。
意志の力と努力がどちらに向いているかで、得られるものが決まる。愛の中で暮らしたい者は、愛に基づく世界に生きる。我欲の中で暮らしたい者は、そのように生きることが自分を不幸にすると気づいて変更を決意するまでは、エゴに基づく世界で生きるだろう。
*それで、どれが去るグループでどれが残るグループなのですか。
場合による。二つの選択肢がある。
進化できた魂の数が、惑星を愛の方へ向かわせるのに充分でなければ、惑星全体での進化の飛躍は遂げられない。惑星は現在の振動レベルを保ったまま、飛躍を遂げなかった魂を留めるので、もっと高い進化レベルの惑星に移されて転生するのは、飛躍を遂げた者となろう。その場合、地球は相変わらず第三レベルの惑星であり続け、エゴからの脱却を望まなかった魂によって占住され続けるので、再び何千年もの間、克服できなかった試練と同じ類のものに向き合うことになるのだ。
一方、我欲の放棄を願った愛情深い魂は、各自が到達できた進化レベルに応じて上位の惑星に転生する。彼らはそこで、自己の内面と調和する他の存在と出会え、誰にも邪魔されずに自分の愛を表現できるので幸せになれ、さらに高次な目標に挑戦できるのだ。
前のケースと反対に、進化できた魂の数が、人類が「魂の法則」に従って前進し統治できるようになるために充分であるなら、惑星自体が進化の躍進を遂げるだろう。その場合は、進化の跳躍を遂げた者が地球に残ることになり、進化できなかった者が同等の進化レベルの別の惑星に移転させられて、そこで生まれ変わるのだ。
これが、イエスが山上で行った説教の中での「柔和な人たちは、幸いである。彼らは地を受け継ぐであろう」の意味である。この一文は、輪廻転生や、進化の法則や「霊的裁きの法則」の知識がなければ理解できないであろう。柔和な人びとが地を所有できるとは、どういうことであろうか?
我々は、圧制者・権力者・暴君が、常に土地に対する権力と支配を誇示し、「柔和」な平和主義者は虐殺されたくなければ紛争から逃れねばならないのを見飽きてきたので、理解し難いだろう。
それは他ならず、イエスが、進化レベルに応じた選別の過程に言及しているからで、将来は地球に愛と平和において進歩した(柔和な)魂を連れて行く、という意味なのだ。一方、「愛の法則」に従わない者は自己進化レベルに見合った惑星で転生するように、移転つまり「追放」されるのだ。
*ここに留まれない魂は、どのように他の世界に移転するのですか。
ゆっくりとした段階を踏むだろう。地球の波動レベルと調和できない魂は、死後は地上で転生するのを止め、自分と同じ進化レベルの他の惑星に生まれ変わるようになる。地球がレベルを上げた場合には、波動レベルの上昇自体が、その域に達しなかった魂がこの世に生まれ出ることを不可能にするので、彼らは自己振動レベルに相当する別の世界に生まれなければならない。ある時期からは、同じ波動パターンの子どもだけが生まれることになるだろう。
*それでは、別の惑星に移動するには、死を待たねばならないのですか。
通常はそうなるが、常にそういう訳ではない。惑星レベルでの大災害の場合には、その惑星から別の星へと大規模に人びとを移動させるに足るテクノロジーを持った地球外文明の関与によって、肉体をまとった魂の移動が可能になる。それは、地球の特定の地域で天災が起こった際に、被災地の生存者を治療したり避難させるために、人道支援の任務を開始するのと似たやり方だ。