静岡県内で昨秋、心肺停止になった80代の男性が自宅に備えていたAED(自動体外式除細動器)で命を取りとめた。
高価なためAEDは個人宅にはほとんどなく、総務省消防庁によると「こうしたケースは珍しい」という。
家族や治療した榛原総合病院によると、男性は狭心症の持病があり約2年前、医師の勧めでAEDを購入し自宅居間に置いていた。
昨年11月22日未明、就寝中に苦しみ出し心肺停止になったが、長男がAEDを使い心拍が回復。同病院に搬送されて手術を受け、今年1月中旬に退院した。
同病院の調べでは、個人宅のAEDが救命につながった例は他にないという。男性は外出できるほどに回復したといい、妻は「AEDのおかげ」と話す。