11年に過去最高の3077件となった直方市消防本部の救急出動件数が、12年はわずかに減ったものの3042件に上った。同本部は「地道に適正利用を呼びかけるほかない」としている。 .  


同本部によると、救急出動件数は11年まで3年連続で増加し、3台の救急車が全て出払う回数も増えた。実際には救急搬送の必要がない利用者もおり、12年度は「救急車、もう限界です……」と書いたポスターを市内に掲示するなどして、適正な利用を求めている。  


統計によると、12年の救急車の2台同時出動は587回(前年比9回減)、3台同時は122回(同11回増)あった。また利用者の症状の内訳は、重症6%▽中等症(入院を伴うもの)55%▽軽症(入院は必要ないもの)39%。「熱が2、3日続いている」など、救急利用にはそぐわない通報もあるという。  


担当者によると、住民への周知に取り組んだ、必要な際に119番に回す消防署の電話も、目に見えた利用増加は感じられなかったという。同本部は「AED(自動体外式除細動器)の講習など、さまざまな機会を通じて、住民に適正利用を訴えたい」と話している。