飯能市の阿須・岩沢運動公園を主会場に2日実施した9都県市合同防災訓練。今回の目玉は、米国で始まった、自分がいる場所で一斉に身を守る「シェイクアウト訓練」。
地震による被害の多くは揺れによる家具類の転倒や落下物による負傷のため、身を守るには「落下物から離れる」「姿勢を低くする」「頭を守る」ことが効果的な行動。
メーン会場に近い市立加治東小学校の児童や保護者を中心に、揺れが収まるまでじっとしている訓練を行った。
この日が登校日の加治東小の児童は早朝、体育館で熊谷地方気象台職員から地震について学んだ。教室に戻った午前9時にサイレンが鳴り、校内放送で緊急地震速報を告げると児童は一斉に机の下に潜り込んで頭と体を守り、1分ほど我慢。その後は急いで防災頭巾をかぶって校庭へ急ぎ、3分半で全員がそろった。 校長は「今日はよくできました。
本番のとき、どこへ避難するか、自分の命は自分で守る。これをよく考えてください」と話した。
熊谷地方気象台は「自分の行動が適切であったかを振り返るとともに、不安な要素がなかったか確認することも大事」と地震のときの安全対策を児童たちに呼び掛けた。
この日は午前9時に防災行政無線によるサイレン、携帯電話によるエリアメールの配信で地元の岩沢地区の住民もシェイクアウト訓練に参加。阿須自主防災会など加治自治会の460人が加治東小にヘルメットをかぶって集合し、児童と共に岩沢公園の総合防災訓練会場に足を運んで炊き出しなどの訓練に協力した。
防災フェア会場では、飯能市が西川材を使用した仮設住宅を展示し、西川材をアピールした。仮設住宅は木造平屋の2DK約30平方メートル。建物の図面と仕様書を用意し、市内の木材業者や建築業者らが連携して3週間で建てるもので、9都県市の関係者が注目していた。