マツさん、いつまでも見守って――。J2松本山雅FCで昨年8月、34歳で急死した元日本代表DF松田直樹さんの一周忌イベントが5日、アルウィンでの愛媛FC戦に合わせて開催された。サッカーへの愛情と、貪欲に勝利を求める闘争心で、チームメートを引きつけ、サポーターに愛された松田さん。アルウィンには1万642人の観衆が集まり、山雅をJリーグへ導いた「背番号3」をしのんだ。

 イベントは、前日4日の命日に合わせ、山雅と、社団法人「松田直樹メモリアル」が企画した。試合に先立ち、アルウィン近くでサッカー教室を開き、メモリアル代表の安永聡太郎さんや山雅の選手が、小学生約50人に約1時間、試合形式などで手ほどきした。

 横浜F・マリノスで松田さんと同期だった安永さんは教室後、松田さんが山雅サポーターへの感謝を口にしていたエピソードを披露。「直樹は山雅で周囲の支えのありがたさに気付いた。皆も感謝の気持ちを忘れないで」と呼びかけた。

 アルウィンでは愛媛戦のキックオフ直前、大型ビジョンで松田さんの功績を振り返る映像を放映。メモリアルから山雅に自動体外式除細動器(AED)1台が贈呈され、両チームで黙とうをささげた。サポーターは松田さんの旗や横断幕を掲げ、「マツコール」を繰り返した。