画面を見ながら救命処置ができます--。たつの市消防本部(高浜良三消防長)はスマートフォン(多機能携帯電話)やタブレット型端末で視聴できる心肺蘇生法とAED(自動体外式除細動器)の使い方を解説した動画を作った。市のホームページから閲覧することができ、県内では初の取り組み。1日に開設した動画はこれまでに300件以上の閲覧があったという。

 救命講習会の受講者から「いざという時、実際に(救命処置が)出来るかどうか不安だ」「気が動転して手順通りできる自信がない」などの声が寄せられた。動画の活用を思いつき、撮影や編集を行った。
 動画は3分間で、意識のない人の反応や呼吸の確認からスタート。心肺蘇生法では胸の真ん中を30回連続圧迫した後、人工呼吸を2回行う手順が音声と字幕で解説される。


 消防本部によると、10年度に市内で心肺停止になった人は104人で、うち救急車が到着するまでに一般の人が救命処置をしたのは46人、実施率は44%。11年度は108人に対し、61人で実施率は56%にアップしている。

「まずは落ち着いて画面を見ながら救命処置を実行してほしい。動画は何回でも繰り返し視聴でき、救命処置の実施率を100%にまでもっていく手助けになれば」と動画活用の効果に期待している。

 市ホームページの「トピックス」から「知っていますか?心肺蘇生とAEDの取り扱い」で視聴できる。問い合わせはたつの消防署救急係