さいたま市の市立小学校で9月、駅伝の練習中に女児が倒れ、死亡した事故を受けて、県教育局は21日の定例会見で、自動体外式除細動器(AED)の使用法などについて、県内の学校の事故対応のマニュアルを見直す可能性を示した。

 県教育局によると、県内では5月に川口市の市立中学で3年の女子生徒が体育の授業で倒れた際、呼吸はあったが教諭が「念のため」とAEDを使用し、生徒は回復。

その後の医師の診断では、生徒は判断を誤れば死に至る「心室細動」だった可能性が高かったという。さいたま市が25日に設置する事故の検討委員会の結果を踏まえ、県内の学校のマニュアル内容を見直す考えを示した。

 さいたま市の事故では、救急隊が駆けつけた際に女児は心肺停止状態だったが、当時、学校は「脈も呼吸もあった」と判断。備え付けのAEDは使われなかった。