黒岩祐治知事は30日の定例会見で、県警のパトカーに自動体外式除細動器(AED)を搭載する方針を明らかにした。まずモデル事業として部分的に試行する意向で、9月に始まる県議会定例会で補正予算に計上する。

 県や県警によると、京都府警など他県では、すでにパトカーにAEDを導入している例があるという。

 黒岩知事は「パトカーに搭載できれば機動力が発揮できる」と意義を強調。事件や事故の現場に急行する警察官には現場保存や交通整理など捜査上の業務があるが、「捜査との関係を除けばすぐできる。載せるという決断さえすれば簡単。県警でも前向きに検討してもらっている」と述べた。

 将来的にはすべてのパトカーにAEDを載せたい意向で、「警察としては使い方とか指針とか(の課題)が出てくるかもしれない。まずはモデルとしてやってもらえれば」としている。

 県警によると、パトカーに搭載する場合は他の資機材との調整なども必要になるため、交番への設置を先行させる意見もあるという。