電車内で心肺停止した急病人に応急手当てをして回復につなげたとして、京都府・大山崎小の校長が10日、京都市南消防署から感謝状を贈られた。同小体育館であった贈呈式で、校長は児童に「困った人がいたら勇気を持って声をかけましょう」と話した。
校長は昨年12月、帰宅中のJR東海道線電車内で、隣に座っていた50代男性が意識を失って倒れたのを見て車内で心臓マッサージを行った。JR西大路駅に到着した後は、駅員が運んできたAED(自動体外式除細動器)を使い、他の乗客と蘇生(そせい)措置をした。
2007年から毎年、救急救命講習を受けており、経験が生かされた。 市南消防署の署長は贈呈式で感謝状と記念品を手渡し、児童約500人を前に「急病人を救うため勇気ある行動をしてくれた。 できたのは講習を受けたから。勉強した知識はいろんな場所で役立つ」とたたえた。
続いて校長が講話。男性が倒れた時に他の客が後ずさりしたため「大丈夫ですか」と声をかけるのに勇気がいったと振り返った。 「意識が戻ったと聞いた時は涙が出た。皆さんも困った人を助ける勇気を持ち、日ごろから命を守る訓練をしてください」と呼びかけた。
AEDとは、Automated External Defibrillator:自動体外式除細動器の略で、一般市民が 電気ショックを行うことができるようにつくられた医療機器です。 AED寄贈サイト http://aedkizo.com