千代田区が、急病で心停止に陥った場合に救命措置を施すAED(自動体外式除細動器)を区内の分譲マンションに無料で設置する事業に取り組んでいる。区によると23区で初の本格的な試みで、居住者以外も使えるため、マンションの周辺地域にとっても安心感につながるという。

 AEDは2004年、厚労省の通達で、医療知識のない一般の人も使用できるようになった。人の多く集まる全国の駅や体育館など公共施設に設置が進み、同省によると、一般で使用できるAEDの設置数は全国で05年の9906台から、07年12月には8万8265台と急増。千代田区でも区立小中学校など計49か所に普及し、6月に起きた秋葉原の無差別殺傷事件の現場でもJR秋葉原駅近くに置かれたAEDが使われた。

 

今回、AEDが貸与されるのは〈1〉町会に加入している〈2〉部屋の半数以上が住宅として使用されている〈3〉マンション居住者以外も使える場所に設置できる〈4〉居住者の3人以上が普通救命講習を受けている

7月から申し込みを受け付け、申し込んだ7棟のうち5棟に設置を済ませた。

 区防災課によると、区内居住者の8割がマンションなどの集合住宅に暮らしており、AED設置には、住民同士がいざという時の対応を話し合うきっかけを作る狙いもある。すでに「管理組合の活動が活発になった」などの効果が出ているといい、同課は「設置マンションを増やしていきたい」としている。


AEDとは、Automated External Defibrillator:自動体外式除細動器の略で、一般市民が簡単に安心、安全に電気ショックを行うことができるようにつくられた医療機器です。
AED寄贈サイト
http://aedkizo.com