橿原市立の小・中学校全校で今年度、心停止状態の際に救命措置ができる自動体外式除細動器(AED)が設置されるのに伴い、同市の橿原消防署で7日、水難事故が懸念されるプール授業を控え、小学校教諭を対象にしたAEDの操作方法などの救命講習会が開かれた。

県内公立学校での昨年度のAED設置率は、全国最低となるわずか11%(全国平均43%)。さらに、同市での各校設置は6月中旬のプール開きに間に合わない可能性もあり、早急な設置が望まれている。

 文部科学省の調査によると、県内での昨年度のAED設置率は、小学校7・9%(全国平均34・8%)▽中学校19・6%(同55・4%)▽高校52・6%(同91・6%)。県教委は1学期中に、県立高校など計48カ所に設置する方針。

 一方、橿原市ではまだ、機種選定作業などを行っている段階で、入札時期も未決定のまま。市福祉政策課は「プール授業もあるので、できるだけ早急に設置したい」としている。