AEDとは?

突然の心停止(心臓突然死)から命を救うため、痙攣しを起こした心臓に電気ショックを
与える装置です。
操作は音声ガイダンスにより指示され、電気ショックが必要かどうかもAEDが判断します。
なので貴方が判断する必要はありません。高度な専門知識を必要とせずに操作することが
出来ます。

除細動とは?

除細動とは、主に心室細動を起こした心臓に電気ショックを与えることです。
電気ショックにより心臓の痙攣がおさまり、その後、規則的な収縮が再開して心臓本来の
ポンプ機能を取り戻すことが出来ます。

胸骨圧迫

心臓が停止すると、血液の流れが止まり、脳と心臓自身と各組織細胞に生命の源である
酸素や栄養が行かず、数分で死に至ります。
胸骨圧迫を行う事で、血液を循環させる事ができ、AEDによる除細動効果も著しく
向上します。
AEDが到着するまでの胸骨圧迫により救命率は向上します。

一般市民による除細動

2004年7月1日より医師や救命救急士だけでなく、現場に居合わせた一般市民もAEDが
使用できるようになりました。近年では学校や公共施設、一般企業などに多くのAEDが設置
されています。2015年現在で約50万台のAEDが国内で設置されているとされています。

救命の連鎖

「突然の心停止」を起こした方の命を救う為には、「救命の連鎖」という4つの行動を迅速に
行うことが重要です。

【心停止の予防】・・・・事故防止・初期症状の気づき
【心停止の早期認識と迅速な行動】・・・・応援の要請・AEDの確保
【一次救命処置】・・・・心肺蘇生と電気ショック
【二次救命処置】・・・・心拍再開後の集中治療

この4つの行動を迅速に行うことで傷病者の救命率を高めることが出来ます。