長らく頓挫していた少年シリーズ
コロナでネタが無くも無かったのですが
久しぶりにそこ後の少年を書いてみます。
昨日の朝
電話がありました。
少年の母親からの電話でした。
瞬間に何があったのか？
ええ事と違う事位は直ぐに分かるよ
今日が三年になれるか留年になるのか
そんな判定会議だそうです。
なんと赤点が山ほどあって…
危ないと
普通私学のええ所は
学校を休まずクラブ活動を確りしてると
上げてくれるんですよ
特にスポーツに力を入れてる学校は
しかしこの少年
提出物は出さない
先生に反抗するわ…
そんな状態でしたが
担任の先生は何とか最後まで頑張って
くれてた見たいでした。
他の教科の先生は
あんなに世の中を舐めてる少年を
このまま進級させても今後の為にならない
こんな意見が多く八方塞がり
オマケにそんな先生に反抗する少年
四面楚歌
顧問の先生も散々言ってきたのに
改善がないので今回は突き放した感じでした。
二年に上がる時もすったもんだ
でもまだ授業態度がまだ良かったので
助けて貰ったんです。
要は担任の先生は
気持ちを入れ替えた所を
他の教科の先生に認めて貰いたいんですが
本人は分かって無いので何とか出来ないか？
そんな電話がお母さんに入ったようです。
有り難いですわ
担任の先生がただ一人味方になってくれて
でもこんなのは
私も少年の母親も想定内
少年の母親も肝が座ってます
五ヵ年計画ですから
卒業まで(笑)
そんな担任の先生に応えようと
私への早朝の電話でした。
電話を切った私は
サンダーバード和倉温泉行きが停車する
大阪駅のホームでした。
機動力を活かすところでしょ(^^♪
二時間程で福井へ
怒るつもりはありませんでした。
何が言いたい
何がしたい
そんな事を聴きたかったんです。
簡単に私にそんな事を言える訳もないんですがね。
世の中で私が一番怖い存在かも
学校に到着
顧問の先生に状況を聴いて
授業終了後に少年と話をさせてもらう事になりました。
寮の部屋で早速
話を聴いたるから言ってみ！？
…
…
長い沈黙の後
勝手な言い訳が始まりました。
一通り聴いてやり
全て答え合わせをして来ました。
ポロポロと涙を流しながら
アホかこっちが泣きたいわ(笑)
結局
自暴自棄になり先生に反抗する事に
着地点を作り出してたんです。
嫌な教員なんて山ほどおるわ
でもテストの点数は悪いわ
授業態度は悪い
提出物も出さん
嫌いな教員に隙だらけやんけ
俺も大嫌いな教員なんて山ほどおったわ
でもなテスト点数は良かったぞ
なんでか分かるか？
その教員に逆らうためや！
留年させれるものらさせてみ！
それが出来ない教科の先生には
ごめんなさ〜い
がんばりまーす
媚び売ってきたわ
点数取られへんなら
媚売らなしゃーないやんけ
教員の最大の武器 赤点を凌がないと
卒業出来へんやろ
それと
お前は剣道はどうなんや？
やりたいのか止めたいのか？
正直剣道はもうええて思ってます。
でも道場の後輩達や先生達に応援して貰って福井に来てるので辞めれません…
らしい言い訳(笑)
それは剣道が好きて事なのよね
おおお！
大正解や！
お前が剣道を続ける大きな意義がそこにあるやないか！
私の息子の話や
私の話もしました。
ヤス先生やヒデ先生も
私の息子達
お前と同じ理由や
父親が怖いから剣道辞めれなかっただけ
俺も同じ
父親が怖かったからやめれんかった
高校に至っては何時やめよか
そんな事ばかり考えてた
でもいつの間にか忘れてた
ヤスもヒデも同じ事を言ってたよ
誰かの状況と似てないか？(笑)
少し少年の顔も明るくなって来ました。
騙し騙し凌ぐ事も大切
いつか其れが過ぎ去る日が来る
そんな時に初めて
あの時止めなくて良かった！
痛感する時がくるわ
その時初めて剣道が本当に好きになり
身体の一部になるんやで
そんな人間こそ子供達と向き合える
そして何かを伝えれるんやで
この少年の夢
出身道場の指導者になる事
かなり回りみ道はするでしょうが
きっと道場に戻って来る事でしょう
その日を楽しみにしてるよ
今更かも知れませんが…
今日の判定会議どうなるか分からんけど
全て誰が悪い訳でもない
身から出た錆
確り現実を受け止めて同じ事を繰返すな
そして帰省をした時に
笑って道場に来れる様に日々努力をしなさい
寮を後にしました。
二年生に上がって
周りが驚くほど頑張ってた少年
顧問の先生もべた褒め
試合を見ても凄く成長をしてました。
ここにもコロナの影響が…
この一年で目標を見失ってしまったみたいです。
そんなの言い訳ですがね。
でもね…
なんて思ってます。
それともう少し早い段階で私が
動くべきでした。
年明けから行こう行こうと思いつつ
コロナにかまけて出足が鈍りました。
凄く後悔してます。
少年も私も高い授業料になるかもしれないけど学びを貰いました。
此れからも子供達と歩んで行きます。
