サンバーの燃料タンク時から絶不調なミッションジャッキ

その前からスカッと空振りする時があり

何かヤバいなと思いつつ使っていたが

タンク降ろす時は良かったが

載せようと思ったら

ワンストロークで1mmしかラムが上がらず。

10秒位間隔を開けると3mm位上がると言う

足踏みピストンか!?

ジャッキ本体のピストンか!?

上がってからはラムは落ちてこないので本体は問題ないと判断

足踏みピストン関係

つまり本体に油圧が掛からないのが原因だと判断

思い当たる節は合ったが

とりあえず

足踏みピストンを抜いてみる

写真は無し

その他緩められるモノは全て緩める

当然オイルが出て来る

ジャッキ本体を抜くと圧力調整ネジが顔を出したが

ここは余り弄らない方が良いので

最後まで残しておく

(ここも写真は無し、ネタにするつもりは無かったから)

どう見ても油圧ピストンは異常なし(構造が単純なので)

残るは

思い当たる節の本体のみ

しかし

ヘッドが緩まない

修理終わってから撮影

格闘の跡が分かる

かなりの高トルクで締め付けられていて

ナット状になってないのでソケットやスパナは使用できない(ナット状になっていて使用できるタイプもある)

穴が一か所開いているのでそこに車高調用のフックみたいな工具を使って緩めるんだと推測できるが

そんな工具は無いので

頭と力を使って何とか緩めることが出来た

午前中から始め

バイスに本体を加えても緩まないので

半ば諦め新品買おうと思ったが

もう一度やってみようと

本体を足に戻し

作業台の足に引っ掛けて(これも自作の作業台)

テコの原理でやっと緩めることが出来た

チェーンブロックを使えばラムを抜くのは容易だが

人力で一人だと頭(ミッション台)は外さないと無理

そしてケースを外すと

やっぱり

★見えにくいが黒矢印の先に奴が居た

分かりやすく摘出して拡大

矢印の先にある黒い物体が犯人

この状態で油圧ピストンを動かすと

黄色矢印部分が吸われてジュルジュル音がするので

作動自体は正常だなと判断

コイツのせいで動かなかったんだと

※ゴム製の為、吸い込み穴にピッタリハマってしまいオイルがピストンに行かなくなっていた。

そして全て組付

油圧ピストンを動かすもラムは上がらない

何でだ!?

ピストンが最後まで下がらない

取り扱い説明書(23年前に購入しても説明書は一か所にまとめて保存しているので直ぐに分かる)

を見ると

★分解図のみなので分かり難いが、修理する時は故障個所が推測し易い★

スプリング押さえのワッシャーの位置が違っていた

正規に組直し

ピストンを動かすと

上がった~

しかし

作動油が足りず最高位まで上がらない(笑)

作動油は今日注文して来週には届く

あんな小さな部品の為にトンデモナイ目に合った

この部品の正体はエア抜きプラグでゴム製の為

経年劣化し表面がボロボロになっていたので

取り外そうと思って指で引っ張たら千切れてしまい

半分が中に落ちてしまった為

劣化した状態ではケース内のゴムを取り出すことは、まず不可能なので劣化する前に交換又は取り外すことをお勧めします