あまり、このブログには書きたくないのだけれど…


最近、ネットを見ているととても目につくようになったので、一言書いておこうかと。


月額顧問料○○円~というようなネット広告を見るようになりました。


広告打つのは勝手ですが、細則3条よく読み品位保持をしていただきたいものです。


まあ、それが通常言われている月額顧問料なら何も言いません。


過大な期待を抱かせる物になっているように思われます。


税理士は、弁護士の方々のような顧問していただいているだけの名義料のような顧問料はありません。

そして、事件解決後の成功報酬などというものもありません。


顧問料と言えば、基本的には色々な業務を含むことになります。


それを他社と比較して、いかにも自分が安いように書いてしまうのは問題です。


弁護士、会計士、税理士、司法書士、社会保険労務士、中小企業診断士等、士業と呼ばれる仕事の人間は、知識と経験を仕事にしています。


モノを売っているわけではありません。


人と人との係り合い、つまり信頼関係が一番大事な部分です。


人から紹介を受けたから、この人じゃ嫌だけど断るのも申し訳ないし付き合いで顧問契約するかというような感じで契約されたのであれば、顧問料で判断するのも良いかもしれません。


顧問料って何なのか、その人は何を持って顧問料と言っているのかというのは、非常に大事なことです。


顧問契約をしているだけで、名義料として毎月1万払うのでは意味がありません。


会社の実情に合わせて色々な作業を含めて提示している場合がほとんどだと思います。


メニュー形式にして、この作業がいくら、この作業がいくらと組み合わせていけば、大きい金額になると思います。


それを、包括した金額で今までは顧問料という名のもとに作業料をクライアントにお願いしていた先生が大半だと思います。


それを逆手に取った、広告を打つというのはいかがなものでしょうか?


古い考え方と言われてもかまいません。


1作業ごとに請求するのは、その都度は金額が少ないから良いのかもしれませんが、結局のところ高くなります。


或るサイトには、現在との比較用の計算ができるプログラムまで埋め込んでありました。


でも、その計算はあくまでも税務顧問料。


会計作業は、別メニューとなり別請求です。


サイトを作る方に言いたい。


きちんと年間かかる金額が表示されるようにしてもらいたいのです。


サイトの名義顧問料を見て、「ネットに○○円でやるって広告出ている」と誤解させないようにしてください!


それから税務調査に強いとか、融資に強いとか書かないで欲しいです。


普通にやっていれば、税務調査は問題になりません。


融資だって、同じです。


節税節税って言いますが、普通の税理士はみんな考えたうえで処理しています。


実際、合法な節税をあげてみてください。


みんな似たり寄ったりですよ。


まあ、そんなにすごいんだったら、ネットに広告出したり、セミナーやったりしないと思いますが。(^^)


単に、納税者に誤解を与えるし、周りの税理士は迷惑ですから!