先週は、欧州出張から土曜日に戻ってきて、週末疲れ果てて寝まくっていたので、ブログを一回お休みしてしまった。すみません!(別に仕事じゃないので、休むのも自分の勝手だけど)
で、今回はこれまた引っ張りまくっている幸運のフライト 上海―北京線のうれしかったこと 5番目の話だ。
このフライトはMU5103便 中国東方航空がボーイング777-300で運行している便だ。
日本で言えば、東京―札幌にあたるような超幹線路線で、777のような大型機が就航しているのも納得だ。
この便もビジネスクラスに乗せて頂いたのだが、問題が一つあり、事前に座席の予約ができなかった。
私は、飛行機で窓側に座って飛行場内の写真を撮るというのが生きがいであり、そのためには絶対窓際に座りたい。特にこの便では、C919やARJ21といった中国でしか見れない飛行機を狙っていたので、なおさらだ。
JALのサイトで座席指定できなければ、それぞれの航空会社のサイトで航空券番号と名前で予約確認して、座席指定をしたりもするのだが、この便は、空港でチェックインするときしか座席指定ができなかった。
でドキドキしながら、空港でチェックインするときに窓際をお願いしたら、偶然最後の1席(ただし翼の上)が空いていたので、そこにしてもらった。
この便は、完全に国際線仕様でビジネスクラスはいわゆるヘリンボーン仕様という斜めになっているレイアウトだ。私の席は、一番後ろの20Lだった。
乗ってみると、さすが国際線仕様、広さも申し分なく、フルフラット、サイドテーブルも広々していて、当然重要な点として窓もある!
ただ、ヘリンボーン型はどうしても窓の場所と自分の頭の位置が遠くなってしまうので、ちょっと外が見にくいという難点もある。
しかし、中国でしか見れない機体を十分堪能することができた!
で、離陸して、ベルトのサインが消えたら、CAが私の所に話かけてきた。
私は、「空港では写真を撮らないでください」とか「なぜおしぼりやスリッパや机の写真を撮っているんですか」とか何か注意されるのではと思ったのだが、「お客様はビジネスクラスの正規料金を払っているので、ファーストにアップグレードします」と衝撃的な通告を受けた。
確かにこの機体は国際線仕様なので、飛行機キャビンの天上界ともいえるファーストクラスが設定されている。そこにアップグレードしてくれるというのだ。
素晴らしいオファーなのだが、咄嗟に思い浮かんだのが、ファーストといえど、真ん中の列で窓がないということでは全く意味がない。そのファーストの席は窓際かと聞いたら、窓際だという。
だとしたら、断る理由は全くない!喜んで移ることにした。
ビジネスクラスの平民どもを後目に、天上界、ファーストクラスに突入した!
ファーストクラスは、6席だけ。もう2席増やせると思うのだがそこはお花かなんかが飾ってある。
案内されたのは、1A。。。。飛行機の中で最もえらい席である!!!!
広々した空間なのだが、さらに特徴があり、扉がついている!!!!
席に扉をつけるというのは、当然プライベート感も高まるので好ましいのだが、CAにしてみると、飲み物でも食べ物でも何かもって来るたびに扉を開けなければならないという手間が発生する。
そのため、JALやANAのファーストも長らく扉がなかったのだが、最近になって、ビジネスでも扉付きに席が出てきており、当然ファーストもその流れになっている。
私は以前ANAのファーストにはUpgradeで乗ったことがあった(その時はキャビアを沢山たべた)のだが、扉はなかったので、扉付きのファーストに乗るのはこれが初めてだった。
すばらしい!素晴らしすぎる!広いし、机もでかいし、ごはんも豪華だ!(1時間半のフライトだったのでせわしなかったが)
窓は3つ分あるのだが、電動のシェードのような構造になっている。かっこいい!(とは言え、私は写真を撮るためにその後開けっ放しだったが)
おかげで、北京に着陸してから、ロシアの政府専用機など、数々撮影することができた!
思えば、約30年前、やはり出張で上海―香港間で中国東方航空に1度だけ乗ったことがあったのだが、飯はまずいし、なんかうるさいし、かなり最低の体験だったのだが、今回はそれを挽回する今まで人生で最高のフライトになったと思っている。
中国東方航空最高!!!!