まだまだ引っ張る6月の出張報告である。

今回、パリからの帰りの便は、まずルフトハンザでフランクフルトに飛び、そこで乗り換えて、JALで帰ってくるという便だった。

 


もちろんパリからの直行便はあるのだが、あいにく手配が出遅れて満席ということで、直行便をキャンセル待ちしつつ、フランクフルト経由便を押さえとして予約した。

で、ふと考えたのだが、パリ直行便もフランクフルト直行便も出発は大体19時。この日は土曜なので、この19時までフリーということだ。

一般人であれば、パリにギリギリまでいて、ルーブル美術館でも行こうと考えると思うが、航空マニアとしては、飛行機>モナリザなので、ギリギリまで空港で飛行機の写真を撮りたい。

しかし、空港にチェックインできるのはフライトの3時間前からなので、日中、興味のないモナリザとかを見にルーブルに行くのも無駄だ(行ってない人には怒られそうだが、こういうありがたい絵は一度見れば十分だ!)。

 

フランクフルト経由便を選べば、まず11-14時までシャルルドゴールで写真を撮った後、ルフトハンザで1時間遊覧飛行を楽しんで、さらにフランクフルトでトランジットが4時間もあるので15-19時まで、飛行機撮影三昧を楽しむことができる!

一応値段を調べてもらったら、経由便の方が直行便よりかなり安い!

よって、オフィシャルな理由としては、会社に貢献するために少しでも安いフライトにしますといいつつ、飛行機撮影三昧をするためにフランクフルト経由に決めて、早々にキャンセル待ちは解除してもらった。(多分キャンセル待ちしていれば、雰囲気的に取れた気がするが、フランクフルトのほうが断然魅力的だ!)

で、当日だが、快晴の飛行機撮影日和!

 


まずはシャルルドゴールで飛行機撮影を楽しんだ。

例えばアゾレスエアラインとか、なかなか見れる機体ではないので、テンションが上がる。

 


あとシャルルドゴールで楽しみなのが政府専用機で、よく空港に向かうタクシーの通り道に停まってたりするので、空港に近づいたら、カメラをスタンバイして、すぐに撮れるようにしている。

 


ちなみにこのA330-200はもしかして、こないだの広島サミットにゼレンスキー乗ってきた機体ではないかと思ったのだが、レジ違いだった。フランス政府はいくつか持っているらしい。

あとちょっとカゲロウなんだが、やはりフランス政府専用機のA340-200が見えた。A340-200は私が最もかっこいいと思っている機体なのだが、すでに古くて運用しているところも少なく、フランス政府専用機は貴重な機体なのだ。

 


そうこう言っている間に離陸となり、前回書いた通りパリエアショーがちらっとでも見えないかなと頑張った。

機体はA320neo、新型エンジンを載せた最新機で、私もこれに搭乗するのは初めてだった。(だからフランクフルト経由にしたということもある)

 

 

 


1時間ぐらいの短いフライトで、15時ぐらいだったので、おやつということで、ケーキとかが出た。

 


さらにデザートとして、リンゴが丸ごと一つ出てきたのはびっくりした。

 


相変わらず空撮に熱中して、窓から見える飛行機を撮ったりしていた。(ヨーロッパは過密なので、よく撮れる。)

 

 


段々フランクフルトが近づいてきたのだが、窓から一つまた空港が見えてきた。

 


滑走路が一本の空港だったのだが、不思議だったのは、エプロンになんか大韓航空みたいなB747が停まっているのが見えたのだ。

 


こんな規模の空港にB747がいる(それも大韓航空?)のは違和感がある。

帰ってから、この空港が何なのかというのを調べたら、フランクフルト・ハーン空港というLCCとかが就航しているフランクフルトの第二空港ということが分かった。

 


元々、冷戦時代は、東ドイツと西ドイツの国境に近い場所ということで、米軍の空軍基地としてF16とかが展開していた場所らしいのだが、ドイツも再統一して、米軍も撤退したということで、民間空港に転用されたらしい。

そのうえ、この場所は、有名なサーキットであるニュルブルンリンクに近いということで、さまざまな車が運び込まれる空港としても有名なようだ。

 


つまり、上から見えたB747はおそらくニュルブルンリンクに行くレースカーを空輸するために来ていた大韓航空Cargoか何かなんだろうと推測できる。

てな感じで、空から見ていてもいろいろなものが見えてくるわけだ!

窓際に座ってもボーっと外を眺めているだけの人もいると思うが、少し疑問に思えば、深堀するネタはたくさんあるのだ!

「ボーっと生きてんじゃねーよ!」(by チコちゃん)