TYS ニュースタイム より
薄墨桜が満開
「おはん」などの作品で知られる山口県岩国市出身の作家、宇野千代の生家で薄墨桜が満開となっています。岩国市の錦帯橋近くにある宇野千代の生家には2本の薄墨桜があり、今月20日に開花しました。薄墨桜は42年前、千代が80歳のときに苗木を譲り受けて庭に植えました。花が咲いたときは薄いピンク色ですが、満開の頃には白くなり、散り際には淡い墨色になることで知られます。奔放な恋に生きた宇野千代は「年を重ねてこそ人生の花が咲く」という言葉を残しています。桜をこよなく愛し、植えてから10年後に咲き始めた薄墨桜を生涯、めで続けたということです。