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TYSニュースタイムより

錦川鉄道に「清流みはらし駅」が誕生



錦川鉄道が運営する山口県岩国市の錦川清流線に26年ぶりに新しい駅「清流みはらし駅」が誕生しました。列車でしか訪ねることができず、改札口もない『秘境の駅』です。新しい駅の開業にあわせ記念のプレートをつけた臨時列車が、錦川清流線の錦町駅から出発しました。車内で神事が行われ磯山英明社長らが玉串をささげて、安全を願いました。列車が新しい「清流みはらし駅」に到着すると、神主がおはらいをしてホームを清めました。開業を祝う式典は北河内駅に停車した列車内で行われました。「清流錦川鉄道をしっかり活用して頂きながら、われわれも、しっかり観光振興、図って参りたい」(福田良彦岩国市長)錦川清流線は、1963年に川西駅から錦町駅までのおよそ33キロで開通した旧国鉄の岩日線が前身です。国鉄の民営化にあわせ、1987年7月に錦川鉄道が引き継ぎました。現在はJRに乗り入れ岩国駅から錦町駅までをおよそ1時間10分で結びます。沿線住民の生活の足としてだけでなく、観光客を呼び込もうと錦川沿いの景観を生かしたイベントも行われています。「清流みはらし駅」は錦川清流線で13番目の駅として誕生しました。錦川清流線は沿線の四季折々の景色が売り物の一つです。「清流みはらし駅」は多くの観光客を取り込もうと、景色を見るためだけの駅として錦川を一望できる場所に設置されました。イベント用の臨時列車しか停車せず、通常の列車は止まりません。「インバウンドといいますか、観光に力点を置いた観光駅。多くの皆様に全国からお見え頂きたい」(錦川鉄道・磯山英明代表取締役)イベントは月に1回、開かれる予定です。今月30日から3日間は「利き酒列車」が走り、「清流みはらし駅」で絶景とともに地酒を楽しめるということです。