TYS ニュースタイム より | 山口アートフェスティバル

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TYS ニュースタイム より





明治初期から続き一度、途絶えていた酒の銘柄を、山口県周南市の酒蔵がおよそ20年ぶりに復刻させました。復刻されたのは「防長鶴」です。周南市の酒蔵、山縣本店が創業の1875年、明治8年から蔵の代表的な銘柄として販売していました。「防長鶴」の名はナベヅルに由来します。今は八代地区が有名ですが、かつては市街地にある蔵の近くにも姿を現していたそうです。仕込みに使うコメも地元から調達したまさに「地酒」でした。主にかん酒として親しまれましたが、日本酒ブームの中、冷やして味わう飲み方が主流となり、20年ほど前に途絶えていました。復刻は「酒の原点に立ち返ろう」と決めたもので、味やラベルは今の時代に合わせて一新されましたが、親しまれた「あじわい」はそのまま再現したということです。「防長鶴」はコメの磨き方などで5種類が用意され、山縣本店や県内各地と東京の特約店で販売されます。