西大寺展
3、真言律宗の発展と一門の名宝
叡尊の教えは弟子たちによって、全国各地に広がっていきました。畿内では元興寺、般若寺など多くの寺院が復興し、東国では、忍性が鎌倉を拠点として社会福祉事業に尽力します。また西国では蒙古襲来が、九州へ教線を広げる大きな転機となりました。さらに、奈良時代に建立された全国各地の国分寺も、西大寺律僧によって再興されていくのです。第3章では、山口を含めた西大寺と縁の深い中国・九州地方の寺院の名品を中心に、真言律宗の地域的な広がりを紹介します。
周防国分寺より熊野本地仏曼荼羅図、長門国分寺より不動明王像など山口に伝わる西大寺ゆかりの仏教美術品が展示されていました。
今年は、初詣で宇治の平等院鳳凰堂の仏像の見学からはじまって、耳あて地蔵のかみしばいや西大寺展と仏像に触れる機会が多かったです。今回の展示では仏像についての知識も増えたし、来年には京都の三十三間堂に行く予定にしています。
