限界集落からの脱却 周南市四熊
周南市四熊は、市街地から車で約20分のところにある集落です。地名の由来は、太古の昔に神武天皇が九州から大和の地に向かう途中に立ち寄られたとき4匹の熊が地に伏してお迎えしたといわれている地域で、井谷・庄原・奥四熊・新畑・松兼・里四熊・向山の7つの地域から成り立っています。
自然豊かなところで、春は桜、夏はひまわり、秋は彼岸花と色とりどりの花が咲きます。
毎年春と秋に行われる「四熊八十八ヶ所」霊場もあります。
四熊は、素晴らしい景色と歴史が融合したとこであります。
ところが、約130年続いてきた四熊小学校が休校になり、高齢化率の高くなってきています。このままではいけないと思います。
限界集落とは過疎化・高齢化が進展していくなかで、経済的・社会的な共同生活の維持が難しくなり、社会単位としての存続が危ぶまれている集落のことをいいます。中山間地域や山村地域、離島などの社会経済的条件に恵まれない地域に集中しています。
2006年の総務省調査によると、過疎地域等の6万2271集落のうち、10年以内に消滅する可能性のある集落が422(0.7%)、10年以降に消滅する可能性のある集落が2219(3.6%)と予測されています。
限界集落の実態調査
旧・国土庁が1999年(平成11年)に行った調査においては、やがて消え去る集落の数は日本全体で約2,000集落以上といわれています。
近年、下記の2つの調査結果が発表されています。
01、農林水産省の調査(2005年度)
農林水産省が農村開発企画委員会に委託した「限界集落における集落機能の実態等に関する調査」(2006年[平成18年]3月)によれば、「無住化危惧集落」という概念で整理し、その数を全国で1,403集落と推定している。なお、この調査はセンサスに基づく農業集落を対象としている
02、国土交通省の集落状況調査(2006年)
国土交通省の「過疎地域等における集落の状況に関するアンケート調査」(調査基準:2006年[平成18年]4月、2007年[平成19年]1月中間報告、2008年[平成20年]8月17日最終報告)がある。この調査は、過疎地域を抱える全国775市町村に対して、そこに所属する62,273集落の状況を尋ねたものです。
ここで潰れた集落 岩国市錦町木谷を紹介します。
