基本図書
時間とは何か 講談社 池内了著
いま何時?何日?よく時間を間違える。ものごとはタイムリミットで考えるとよい。
時間は、作業量・速度を知るための基準になります。
宇宙は約137億年前にはじまり、地球は46億年前に誕生、生物が約40億年前に誕生、
4億年前に上陸し、人類が400万年前に誕生しました。やがて文明社会がはじまり、時間をコントロールできるまで進歩してきました。
「時間とは」この本によると
そもそも時間っていったい何でしょうか?私たちにとって時計で測る時間が一番身近ですが、太陽の動きで測る1日があり、月曜から日曜までの1週間があり春夏秋冬の1年は12ヶ月というふうに時間には区切りがつけられています。
これらはカレンダーの規則的な時間です。では時間はいつも同じ速さで流れているのでしょうか?映画やビデオで種を蒔いてから芽が出て、茎が伸び、葉が出て、花が咲き、やがて枯れてしまう、という植物の一生をたった1分に短縮したのを見たことがあります。長い時間を短く約めて写したものです。逆に、野球のバッターがボールを打つ瞬間や素早いも猛獣の動きをスローモーションで再生したりします。
(P8~P9 引用)
太陽が昇って沈むまでの時間が1日と考えるといいでしょう。引き返すことのできない貴重な日々が365日で1年、12年で干支がひとまわり、5回で還暦ということになります。
内容は、物理時間・自然が刻む時計、絶対時間と相対時間・心理時間についてわかりやすく書かれています。
この本は小学校5・6年生におすすめです。
時間とは不思議なものです。刻々と過去っていくのを実感しながら、ときには止まってほしいと願い、ときには早く過ぎて欲しいと祈ることがあります。
みなさんも時間を大切にして生きていきましょう。
