吉田恭子と仲間たち ふれあいトリオコンサート
モンティ チャールダッシュ
「チャールダッシュ」はハンガリーの伝統的な民族舞曲です。イタリアの作曲家ヴィットーリオ・モンティはジブシー音楽のスタイルを用いて、これをヴァイオリンの技巧を駆使した曲にしました。
前半はエキゾティックで官能的なメロディーの遅い部分、後半は奔放で情熱的な速い部分からなっており、ジプシー音楽の魅力を余すことなく盛り込んでいます。
この曲は季節を問わず使える曲なのでは、「季節の風景」のBGMとして使っています。強調して見せる効果のある曲です。
カサド 親愛なる言葉
20世紀を代表するチェリストの1人で、作曲家としても活躍したガスパール・カサドの作品です。カサドの曲の中では最もポピュラーで、彼自身も演奏会のアンコールの最後には必ずこの曲を弾いていました。
彼の師である同じスペイン出身の巨匠カザルスに献呈される際に楽譜に「親愛なるカザルス先生に」と書かれていたために、「親愛なる言葉」と呼ばれています。
スペインの晴れやかな明るさが感じられる情熱的な曲で、チェロの音色をたっぷりと楽しめます。
