吉田恭子と仲間たち ふれあいトリオコンサート
エルガー 愛のあいさつ
イギリスの作曲家エドワード・エルガーが31歳のときに生涯愛し続けた婚約者(キャロライン)に贈るために書いた作品です。もとはピアノ独奏のために作曲されました。
愛に溢れた美しいメロディー、全体に優美な曲想で世界中で多くの人々に愛され親しまれています。
オープニングにふさわしい曲でした。4年ぶりとなる周防大島でのコンサートのはじまりです。
ドビュッシー 映像第1集より<水の反映>
この曲は、フランスの作曲家クロード・ドビュッシーによる作品でピアノ独奏曲集「映像第1集」の第1曲目です。同時期に隆盛を極めた印象派の絵画の音楽版ともいえます。
1904年から翌年にかけて作曲されたこの曲は水面に映る映像に焦点をあてたもので、水の揺らめきに絶えず変化する光と色彩を表現しています。そのため表現は抽象的になっていますが、それがこの作品の美しさでもあります。
水を利用して抽象的な風景が撮影できますが、それを主にテーマにしたことがありません。毎年撮影する「新春京都の旅」では水面に映る金閣寺をとりあげています。
今後の作品でも「水の反映」を取り入れていきたいと思います。
