2月の天象ハイライト
2月15日、金星が最大光度
金星は1月11日の内合(地球から見て太陽の手前に来る)以来だんだん高度を上げ、明るさも増して、明け方の東の空で見えやすくなっています。惑星が最も明るく見える等級を「最大光度」といい、2月15日には金星が-4.6等というすばらしい明るさに達して最大光度になります。このときの明るさは1等星の160万倍もあります。これだけ明るいと昼間の青空の中でも比較的たやすく見つけることができるので探してみるのもいいでしょう。
2月26日、未明の月と金星がならぶ
2月の下旬になっても金星は相変わらず明けの明星として輝いています。26日には中国からアフリカにかけて金星食が起きますが、残念ながら日本では見ることができません。日本では、金星とつきが接近してならぶ様子をみることができます。
接近の度合いは満月の大きさの3分の2ぐらいです。
同じころ南の空には土星が見えています。さらに西側には火星が赤く輝いています。
真冬の惑星探しは楽しみですね。風邪をひかないようにあたたかくして観測してください。

