本日は、両国シアターXへ。


俳優座創立65周年記念公演「コルチャック」の観劇です。
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全編に亘って11弦と6弦の2本のアコースティックギターによる


ショパンの名曲が流れる中、


コルチャック役の加藤剛さんとステファ役の瑞木和加子さん、


その他7名の俳優さんが数多くの役を演じ分ける朗読劇型式の


お芝居でした。今まで経験のない演出で新鮮でした。


「子供たちの権利、人格をいかに確立し守るか。」


ユダヤ人の孤児院ドム・シェロットの院長を勤めながら


その理想の実践を模索しつづけたヤヌス・コルチャック先生


を題材とした芝居です。


彼は、ナチスの反ユダヤ思想に支配されたドイツのポーランド侵攻


により、ゲットー、そしてトレブリンカ強制収容所へと移転させられた


ユダヤの孤児たちとともに処刑されます(彼については命を助ける


というナチスの申し出があったようですが、彼はこれを断って最期まで


子供たちと共にあったそうです)。


そうした過酷な状況の中でも、決して絶望せず、毅然としていて


なにより子供たちと同じ目線で交わっていく微笑ましいシーンも胸に


迫るものがありました。


彼自身はホロコーストの嵐に散ってしまいましたが、


彼の精神、理想は第二次大戦後のユネスコや国連での子供の権利条約


などに受け継がれています。


ちょっと、重たい内容ではありますが、忘れてはいけないものかと。


先日急死したM.ジャクソン氏も「子供たちに苦しみのない幸福を」


と願い、訴え続けておられました。その思いと共通するものも感じます。


公演はまだ続きますので、


ご都合のつく方は是非ご覧になっていただきたいなぁと思います。


長野 剛さんの11弦とその奥様のクリスティーナ・トラヴロプールーさんの


6弦による演奏も素晴らしかった。


劇場で購入した劇中曲CDを聴きながら、
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原作 改めて読もう。  かな。