ブリーフセラピー
この言葉を日本語で直訳すると、「短期療法」となります。これは決して、その治療が短期であるという定義ではありません。M・エリクソンの心理療法をベースに展開されたブリーフセラピーには、問題志向、問題機能志向、解決志向の3つのモデルが見られます。その中で、日本に紹介されている主なものは、解決志向があります。この技法は、クライエントの肯定面に焦点を当て、問題解決をファシリテーションする方法です。解決志向も短期間に終了することが、その定義ではなく、解決に焦点を当てることが条件です。しかし結果として、短期間で終了する場合が多いようです。「あなたに問題を解決するためのリソース(性格・能力など)が既に備わっている」これが、解決志向の基本概念です。これまでの心理療法は、問題となる原因に焦点を当ててきましたが、しかし、原因ばかりを追究するのは、、その人の短所ばかりを追求することになりかねません。これは建設的な発想だとはいえないですね。問題の原因というものは、実は一つではありません。問題というものは、多くの原因の積み重ねにより生み出されるもので、いろいろなことが複雑に絡んでいることが多いと思われます。解決志向ブリーフセラピーは、あなたが現在抱えている悩みの原因に焦点を当てるのではなく、むしろあなたが持っている長所や、あなたが元々持っているにもかかわらず、「それに気づかず」にいる能力に焦点を当て、問題が起こらなかったとき、問題が起きているときと、どのように違うのかということを徹底的に探ります。まずできることはどれだろうか?できることから、行動目標に落とし込んでいきます。職場においては、職場でのパフォーマンスの維持向上が重要です。長期の徹底した精神分析よりも、問題解決に焦点を当てたブリーフセラピーは、職場におけるカウンセリングとして、短期間に効果をあげられる効率的なアプローチだといえます。
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