中学3年生の英語でお困りの方へ

 

英語のテストで点が取れない、
宿題すら難しくてなかなか進まない、
このままだと高校受験が心配、
このようなことでお悩みではありませんか。

 

 

これまでに200名以上の学習をサポートしてきた、
プロ家庭教師の干場です。

 

 

この記事では、
中3英語について、

具体的な指導方法と
その方法を用いた結果
をまとめました。

 

事例の中から、
ヒントを得ていただければ幸いです。

 

 

高校受験

2年の2学期期末考査、学年末考査で70点台から、

3年の2学期には97点、96点となり、

富山高校普通科に合格した受講生がいます。

 

その経緯、方法を以下に詳しくまとめました。

 

1.基礎知識(記憶と知識を活用するトレーニング)

長文読解が苦手ということで、

これの指導を依頼されたのですが、

初回指導時に現状を確認してみると、

基本的な知識に足りない部分がありました。

 

それによって、

長文が読みにくいだけでなく、

他の問題での失点にもつながっているようでした。

 

そのため、

基礎知識の習得(記憶)と

その知識を活用するトレーニングから始めてもらいました。

 

ここで使用したのは、

教科書例文

学校のワーク

市販のワーク

以上の3種です。

 

それぞれの詳細を以下に記します。

 

A.教科書例文

まず、Basic Dialog(基本文)を次のようにして記憶してもらいました。

 

1文を音読

対話形式の文章のうち、1文のみを音読します。

読めない部分がないかを確認し、もしあれば正しい音を確認します。

スムーズに音読できるようになるまで、同じ文を繰り返し音読します。

同じ文を暗唱

音読が完了した1文を、今度は何も見ないで声に出します。

こちらもスムーズに言えるようになるまで繰り返します。

同じ文を和訳

暗唱ができるようになった文を日本語に直します。

教科書巻末に載っている和訳になるように繰り返し練習します。

同じ文を英訳

今度は逆に、日本語を見て、これを英語に直します。

英語に直す際、「言う」と「書く」の両方を行います。

これも正しく簡単にできるようになるまで繰り返します。

作文

最後に、記憶した文の一部(語、句、節)を置き換え、文を作ります。

 

ここまでできて、1文を記憶したということになります。

 

そして、これを他の文でも行い、対話文全てを記憶します。

 

 

また、教科書本文でも同様に行いました。

 

ただし、作文は余力があればとしました。

 

 

記憶ができてきたら、

その後の確認を、

Basic Dialog、本文ともに、

1文ずつではなく、

2文ずつや3文ずつなどに増やします。

 

そして最後には、文章全体をまとめて確認します。

 

 

このようにして、

教科書を3学年分記憶してもらいました。

 

 

「英文を覚える」というとき、

英文をノートにたくさん書く、という人がいますが、

これはお勧めできません。

 

書くことが要らないということではなく、

書くことも練習します。

 

しかし、書くだけではいけません。

 

言葉には、音、意味(イメージ)、文字といった面がありますが、

ノートに書いて覚えようとすると、

書くこと、つまり文字に偏りがちになり、

音、意味の学習がおろそかになりやすいのです。

 

また、文字より、音や意味を先に学習することで、

書く練習の量が減らせます。

 

そのため、

まず音(音読、暗唱)、

次に意味(暗唱、和訳、英訳)、

そして文字(英訳、音読)

の順で行います。

 

B.学校のワーク

学校のワークを使用する目的は、次の2つです。

 

・教科書からは得られない知識を得る

・得た知識を活用、応用する

 

 

この目的に沿って、

学校で使用しているワークを

次のように使用して学習してもらいました。

 

1問ずつ解答

解いて答え合わせをする、というのを1問ごとに行います。

これを正答が出せるようになるまで繰り返します。

1ページをまとめて解答

一度に解く問題を1ページに増やします。

1ページ全体が正答になるまで繰り返します。

2ページ(1パートなど)をまとめて解答

一度に解く問題を2ページ(1パートなど)に増やします。

2ページ(1パートなど)全体が正答になるまで繰り返します。

問題の一部を隠して(問題の難度を上げて)解答

日本語をもとに( )に語句を補充する問題では、

( )を含む英文全てを隠し、日本語を全て英語に直します。

同様に語句の並べ替えでは、

語群を全て隠し、日本語を全て英語に直します。

このようにして、問題のレベルを上げます。

これで全て正答できるようになるまで繰り返します。

 

反復が大切なのですが、

同じ方法で繰り返すのではなく、

方法を変えながら繰り返すことで、

高い効果が期待できます。

 

教科書同様、

3学年分をこのようにして学習してもらいました。

 

C.市販のワーク

教科書や学校のワークで得られた知識を

さらに活用できるようにするためのトレーニングとして、

市販のワークも使用しました。

 

使い方は、学校のワークと同様です。

 

 

ここまでに挙げた

教科書、学校のワーク、そして市販のワークですが、

基本的には、1パートのようなひとかたまりごとに、

この順序で学習を進めてもらいました。

 

知識を増やし、これを使うことに慣れる、

このような勉強をできるようにし、

学校のテストを攻略しました。

 

そして、高校入試でも、

リスニング、

長文読解、

英作文、

全ての土台となる知識を得ることができました。

 

2.長文読解

次に長文読解です。

 

長文読解の対策は、
上の基礎知識を増やしながら、

一文の理解

文と文との関係

段落と段落との関係(文章構成)

以上の3ステップで進めました。

 

詳しくは以下で順に述べます。

 

A.一文の理解

はじめに「一文の理解」です。

 

文章が文の集まりである以上、

文章を理解するためには、

まず文の理解ができることが必要です。

 

文のひとつひとつを正確に読み取ることを

まず目指します。

 

そして、正確に読み取るには、

単語の意味を憶えるだけではなく、

文の構造を把握する力、

これが必要になります。

 

また、全てを和訳するのではなく、

英語のままで理解できる範囲を広げ、

簡単に、速く読めるようにしていきます。

 

和訳せずに英語のままで理解するとは、

日本語を間に挟まずにイメージを頭の中に作ることです。

 

この2つを、

様々な文章でトレーニングしていきました。

 

以下で、それぞれを掘り下げます。

 

 

a.文の構造

 

いくつかの単語がまとまって意味のかたまりを作ります。

 

これを「句」や「節」といいます。

 

また、句や節どうしが意味のつながりを持ちます。

 

このようにして文が作られ、

意味のかたまりやつながりをまとめて文の構造といいます。

 

 

これらの意味のかたまりやつながりが

意味、イメージを持っているため、

これを知らないと

正しく意味をつかむことができなくなります。

 

単語の意味だけをおぼえても足りないということです。

 

 

文の構造についての知識を増やし、

これを把握するトレーニングを続けることで、

次第に初めての文でも、

正確に、そして速く読めるようになっていきます。

 

 

ここからは、

この受講生がどのような学習、トレーニングをしていったのか、

詳しく記していきます。

 

 

まず、意味のかたまりで最も大事なのが「名詞句」です。

 

名詞句を含む「名詞相当語句」は、

主語、一般動詞の目的語、一部の補語、前置詞の目的語、一部の副詞となり、

文の主要な要素の大部分を占めます。

 

攻略の順序は、出現頻度が高いものからです。

 

また、名詞相当語句は、

他の語句とつながってより大きな意味のかたまりを形成します。

 

つまり、文の構造の基礎になります。

 

このようなことから、

名詞句から学習を始めました。

 

練習方法は、

文章を読むときに、名詞句に印をつける、

これだけです。

 

限定詞が始まりの目印となり、

名詞で終わる、

これを意識しながら、

たくさんの文章で練習をしてもらいました。

 

 

名詞句が把握できてきたところで、

次に練習してもらったのは「前置詞句」です。

 

名詞句などの名詞相当語句の前に

前置詞がついたまとまりを

前置詞句といいます。

 

日本語の語順と異なるため、

前置詞句の構造把握ができていない中学生が

実は相当数います。

 

この受講生もそのひとりでした。

 

前置詞句についても、

名詞句同様に、

前置詞句専用の印をつける練習を

繰り返してもらいました。

 

 

続いては、「不定詞句」、「動名詞句」です。

 

本来なら、「分詞句」もこの段階で練習したいところですが、

学校で未履修の頃だったため、

上の2つとなりました(後に追加しました)。

 

これらは、

名詞句や前置詞句よりも大きいまとまりです。

 

「不定詞」や「動名詞」単独でとらえるというよりも、

主語と助動詞のない、ほぼ文の形をしたかたまり、

すなわち「不定詞句」、「動名詞句」でとらえるようにします。

 

これらは、

句の始まりはつかみやすいのですが、

どこまでがその句なのかを判断するのは結構難しいです。

 

この受講生も、

苦戦していましたが、

不定詞句、動名詞句の印をつける練習を重ねるうちに、

次第に上達していきました。

 

また、不定詞句、動名詞句では、

これらの主語(意味上の主語)を判断することも大切です。

 

意味上の主語が文中で表現されていることもありますが、

多くは省かれており、

誰がその動作をするのかを読み違えることで、

文章全体の誤読へとつながることがあります。

 

そのため、意味上の主語が文中になかった場合、

これを補うようにしてもらいました。

 

後で追加した分詞句も同様で、

3つを合わせて「準動詞句」としてまとめました。

 

句は以上となります。

 

 

上記の句の練習ができるようになってきたところで、

「節」の練習も追加しました。

 

節では、まず「従属節」の構造把握です

(後で「疑問詞節」、「関係代名詞節」を追加しました)。

 

接続詞に続く節なのですが、

接続詞を

文と文とをつなぐ言葉

と憶えている人が多く、

これのために構造的間違いが生じやすいのです。

 

この受講生も、

この点を修正するように意識して

節の印をつける練習を重ね、

正しく構造をつかめるようになりました。

 

 

句、節の構造把握ができてきたところで、

次は、これらどうしのつながりをつかむ練習です。

 

まずは、動きのない「後置修飾」からです。

 

これは、

名詞相当語句から前置詞句へのつながり、

名詞相当語句から準動詞句へのつながり、

名詞相当語句から節へのつながりです。

 

学校などで、

「後ろから前の名詞相当語句を修飾する」

と教わるはずですが、

これでは、

文を一度、最後まで読んでから、戻りながら理解する、

という読み方になり、

長文を正確に速く読めるようにはなりません。

 

また、リスニングでは、

戻って聞き返すことができませんから、

相当に苦しくなります。

 

英語でも、「つながりは前から後ろに」が原則です。

 

このようなことから、

後置修飾といっても、

後ろから修飾ではなく、

前から後ろへのつながりで読めるようにします。

 

 

その後、動きのある「小節」を学習してもらいました。

 

小節とは、一般動詞の後で目的の状態などを表す部分で、

これは、節とは異なりますが、ほぼ節のような構造を取ります。

 

これを学習することで、

第4文型、第5文型、不定詞の表現などの理解につながります。

 

 

後、文の構造で大事なこととしては、

「and」などの等位接続詞を用いた「並立の関係」があります。

 

並立の関係は、構造で判断します。

 

同じ構造を持つ部分が並立の関係になっています。

 

この点を意識して練習をしてもらいました。

 

 

他には、「副詞」のつながりがあります。

 

3種類の副詞を整理し、

どの言葉とつながっているのかを明確にするように、

読む練習を重ねてもらいました。

 

 

b.イメージ

 

読んで理解できるとは、

その文が表す事柄を頭の中で描ける、

すなわち想像できる、

ということです。

 

この想像する絵、映像がイメージです。

 

英語の文字で書かれた文章を見て、

英語からイメージができれば、

それは理解できていると言えます。

 

しかし、

多くの中学生は和訳に頼り過ぎており、

英語→日本語→イメージ

というように、間に日本語が挟まり、

読むのに時間がかかったり、

語順の違いや、熟語の捉え方などで、

意味をつかみにくくなったり、

ということが起こりやすくなっています。

 

そのため、

簡単な文は英語から直接イメージを作れるようにし、

正確に、速く読める部分を増やすことが、

長文読解の得点を上げる1つのポイントとなります。

 

上で挙げた文の構造がつかめるようになったところで、

この受講生もイメージを作る練習を進めていきました。

 

ただ、全ての言葉を闇雲にイメージできるようにするのではなく、

使用頻度の高いものから順に進めるのが効果的です。

 

1つの文章中に、1回しか使われない言葉よりも、

20回使われる言葉の方が、その恩恵は大きいです。

 

そのようなよく使われる言葉のうち、

分かりやすいのが「前置詞」です。

 

辞書やWebサイトなどでも、

前置詞のイメージは簡単に調べることができ、

ひとりでも学習しやすいのが最大のポイントです。

 

以上のようなことから、

前置詞のイメージを少しずつ憶え、

文章中で使えるように練習をしていってもらいました。

 

やはり最初は難しそうでしたが、

いくつかを覚えた後は、

それをもとにして、どんどん学習が進み、

最終的には、

新研究の長文くらいのレベルなら、

ほぼ全て英語のままで理解できるようになりました。

 

 

また、日本語で書かれた文を見て、

その場面のイメージを作ってから、

そのイメージを英語にする、

というのも効果的だったようです。

 

これを始めてから、

英語のまま読むレベルが一気に上がりました。

 

B.文と文との関係

一文がある程度正しく理解できるようになったら、

次は「文と文との関係」です。

 

文はそれぞれが独立して存在することは少なく、

文どうしが関係性を持っている場合がほとんどです。

 

この関係性をとらえ、

内容把握につなげます。

 

ポイントは以下の3つとなります。

 

初登場の情報か、

それとも既出の情報かを表す限定詞(冠詞を含む)

 

前出のことがらを受ける代名詞

指し示す指示詞

 

論理的関係の印となるディスコースマーカー(接続詞や副詞)

 

それぞれを詳しく説明します。

 

 

a.限定詞(冠詞を含む) 

 

冠詞を代表とする限定詞は、

名詞を修飾する形容詞とは異なり、

より多くの、かつ重要な情報を含みます。

 

相手が知らないと思うときに使う「不定」、

相手が知っていると思うときに使う「定」の概念です。

 

冠詞においては、

不定冠詞として「an」と「a」があり、

定冠詞として「the」があります。

 

これらを、

日本語に訳すことはないからと言って無視するのは、

長文読解を難しくしてしまうことにつながりかねません。

 

和訳には出てこない定、不定の概念(定性)を

逆に読解に活用するのです。

 

例えば、

「a」を受ける名詞があれば、

それは読み手であるあなたが知らないこと、

すなわち文章中で初めて出てきたものです。

 

一方、

「the」を受ける名詞は、

読み手のあなたが知っていること、

すなわち既出のもので、

今読んでいる文が前の部分と関係があると分かります
(他の使い方もあるので絶対ではありません)。

 

このようにして、

文と文とをつなげるのです。

 

限定詞は、

冠詞の他にもあります。

 

「some」、「any」などの量を表すもの、

「my」、「your」などの人称代名詞の所有格、

「one」、「two」などの数を表すもの、

「each」、「every」などの集団の中から特定するもの、

そして、後で挙げる指示詞のうちの「this」など、

といったものです。


よく使われるものから覚えていき、

文章読解に活用できるようにしていきます。

 

まずは定冠詞「the」からがおすすめです。

 

この受講生もここから取り組み、

内容把握を上達させていきました。

 

 

b.代名詞 、指示詞

 

「代名詞」もまた、既出の言葉を受けるため、

文と文との関係に深くかかわってきます。

 

どの内容を受けているのかを

正確に読み取りながら文章を読む練習をしてもらいました。

 

また、「指示詞」も、

文のつながりにおいて重要なはたらきをします。

 

「this」や「that」を代表に、

「there」、「then」、「so」といった言葉が

指示詞です。

 

これも、代名詞同様に、

指し示す内容を明確にしながら

読む練習を繰り返しました。

 

 

c.ディスコースマーカー(接続詞や副詞)

 

文と文との関係の3つめは、

ディスコースマーカーと呼ばれる言葉です。

 

これは、前後の論理的関係を示す標識となり、

正確な読解を強力にサポートしてくれます。

 

代表的なディスコースマーカーを挙げます。

 

 

具体化:for example、 such as ~、It means that ~

 

対比、逆接:some ~, others …、not A but B、but、

 

因果関係:because ~、so ~

 

並立、追加:and、also

 

列挙:first、second、…

 

 

以上のようなディスコースマーカーが文章中に出てきたら、

前後の関係を特に意識して読み取るようにします。

 

この受講生は、

抽象・具体の関係を把握するのが苦手なようでしたが、

これを中心に、何度も何度も繰り返し練習し、

その能力を高めていきました。

 

C.段落と段落との関係(文章構成)

長文読解の最後の段階、

段落と段落との関係です。

 

段落にはそれぞれ役割があり、

そのような段落によって文章が構成されています。

 

段落の役割をつかむことで、

文章全体が読みやすくなるわけです。

 

特に、説明的文章では、

文章構成がほぼ決まっているため、

どのような役割があるのかを

憶えてしまうのが効果的です。

 

そして、

段落の役割を判断し、

段落と段落の関係を読み取る練習をします。

 

簡単な文章から始め、

模試や県立入試過去問まで、

この練習を重ねてもらいました。

 

3.リスニング

リスニング(聞き取り)に関しては、

問題の解き方とは別に、

聴く能力を高めることも必要です。

 

聴く能力は、

大きく分けると2つになります。

 

それは、

音の聞き取り

語順通りに理解することです。

 

それぞれ、以下に詳しく記します。

 

A.音の聞き取り

まずは、音の聞き取りですが、

これはヒアリングともいい、

意味が分かるかどうかは置いておいて、

音が聞き分けられるかどうか、ということです。

 

日本人からすると、

同じ音のように聞こえる音を

別の音として区別できる、

また、

言葉に含まれる音ととして聞こえず、

息もれや無音のように聞こえるものもありますが、

これを言葉を構成するひとつの音として認識できる、

そんな能力のことです。

 

ヒアリングの能力は、

大まかに分けると次のようになります。

 

a.発声

b.音節

c.音素(母音、子音)

d.アクセント(強形、弱形) 

e.プロソディ(テンポ、ストレス、イントネーション)

f.音声変化(リンキング、リダクション、フラッピング、無声音化)

 

実は、やるべきことはたくさんあります。

 

しかし、まず取り組むのは、

音真似がおすすめです。

 

CDなどの音源を聴き、

これの真似をして発話します。

 

真似をしようとして、いくら練習したとしても、

近づいていかない部分が出てきたとき、

原因となっている個所にアプローチします。

 

そして、少しずつ、音源の音に近づけていくのです。

 

こうすることで、

聞こえる範囲が次第に広がっていきます。

 

この受講生は、

ひとりで音真似を行い、

気になるところを質問するという形で

進めていきました。

 

B.語順通りに理解すること

次に、語順通りに理解することです。

 

文字と違い、

音の場合は、

後戻りができません。

 

聞こえてくる内容を、

その都度、順に理解することが必要です。

 

これは、

先に挙げた

文構造イメージを意識して

文章を読んでいれば、

それなりの能力が獲得できます。

 

ただ、文字と音とでは、やはり違うので、

音でも必ず練習することが大切です。

 

 

リスニングは、

音の聞き取りと

語順通りに理解することとが

基礎能力になります。

 

リスニングの問題を解く練習をしさえすれば、

得点できるようになる、

というわけではありません。

 

地道にトレーニングを続けることが大切です。

 

 

高校受験まとめ

以上のように、

基礎知識、

長文読解、

リスニングと

たくさんのことを学習しました。

 

ほぼ1年間かけて、合格できる力をつけていきました。

 

途中、伸び悩む時期があったりもしましたが、

本当によくがんばっていました。

 

なお、県立高校入試では、

英作文の問題もありますが、

上記の学習をすれば事足ります。

 

以上、参考になれば幸いです。

 

また、よろしければ、

以下の記事もご覧ください(私の別サイトの記事です)。

 

富山県立高校入試の対策。模試の復習

 

新研究の使い方

 

指導方法まとめ

 

関係代名詞

関係代名詞がよく分からない、
そういう人が多いですよね。

 

関係代名詞は、

日本語ベースで考えると難しくなってしまいます。

 

日本語では、
関係代名詞にあたる部分が全く表現されていない
のです。

 

 

そのため、
関係代名詞を理解するためには、
英語で捉えるようにします。

 

この方法で、
多くの人に教えていますが、

「分かりやすい」と言ってもらえています

 

 

まず、関係代名詞は「代名詞の一種」だということです。

 

そして、2文に分けて、
後の文の代名詞に注目してもらいます。

 

 

そのまま2文で表現すれば、使い慣れた代名詞で表現し、
1文にすれば、関係代名詞を使うというだけです。

 

このとき、関係代名詞の働き(文の要素)はそのままで、
後の文の先頭に出てきます
(この状態の文を意識することがポイントです)

 

その結果、後の文に「抜け」ができることがあります。

 

以上です。

 

 

では、具体的な文で見てみましょう。

 

I want to see the pen. It is next to you.(サンシャイン3年P7より)

 

I want to see the pen. Which is next to you.

 itをwhichにする

I want to see the pen which is next to you.

 1文にできる

 

 

It's a special dish. We eat it during the New Year.(サンシャイン3年P8より)

 

It's a special dish. We eat which during the New Year.

 itをwhichにして

It's a special dish. Which we eat ( ) during the New Year.

 先頭に出す(元の位置に「抜け」ができる)

It's a special dish which we eat ( ) during the New Year.

 1文になる

 

 

赤字の状態の文がポイントです。

 

 

最後に

「ホシバ教育相談所」では、
上のようなことを適宜織り交ぜながら、
学習方法を身につけてもらうことを中心に
指導しております。

 

学校の授業や、

学習塾、
通信教材、
授業動画、
そして一般の家庭教師で
満足ができていない方は、
ぜひ、「ホシバ教育相談所のWebサイト」も
ご覧ください。

 

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