この前ふと職場の上司と話していて思い出したことですが、
息子が4〜5歳のころで普通に会話できる年齢の時に、
「ママなんてだいっきらい!」という言葉を頻繁に言う時期がありました。
その時に、「◯ちゃんがママのこと嫌いでもママは大好き。」と返していましたが、
ある時夫が、そこら辺にあった紙をおもむろに取り、
くしゃくしゃに丸めてからぽんっと息子の前に投げて、
「この紙元に戻せる?くしゃくしゃにする前の紙に戻る?」
と問いかけました。
息子は、「戻らない。」と答え、
夫は続けて、「◯ちゃんがママに言った言葉も取り消せないんだよ。一度口に出した言葉は、やっぱりなしなんてできないんだよ。」と伝えました。
息子よりママが感動した瞬間でした。
説明が子どもにも伝わりやすい簡単なものだし、
目で見えない「言葉」の説明を、目に見える形で伝えていて
すごい上手だなと思いました。
息子にも伝わったようで、しゅんとしていました
一人で育児をしていると余裕もないし、
こんな一つ一つ丁寧に向き合うことも難しいですが、
自分に余裕がなくてももう一人同じ立場の夫がいてくれるだけで少し心に余裕が持てるなと思いました。
昔夫と喧嘩した時に、言ったことですが、
「一人で育児してるのと、その空間に他の誰かがいるのとじゃ違うの!」とぷんすか言ったことがあります
今でもそう思いますが、
本当にその空間に、子どもと自分以外の誰かがいてくれるだけで、1対1にならないので
一人でいっぱいいっぱいな気持ちになることがないです。
夫との夫婦関係が完璧だとは思わないし、
不満に思うことや嫌な気持ちになることもあるし、
何なら離婚してもいいぞと思う気持ちも少なからずありますが、
子育てをするパートナーとしては心強い存在です。
こうやってたまに過去を振り返ることも大事ですね。
過去にとらわれてあの頃に戻りたいとかではなく、
淡々と事実や感情を振り返ること。
忘却の能力に長けている私ですが、
ほんの少しは覚えている記憶があって安心しました