オレンジの空 | Eri ラフログ

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日々のできごと

前は山の近くに住んでいた
どちらかというと富山県よりに。
今は、日本海のすぐそばに住んでいる。

子供の頃から見上げる空は
木とか建物とかが必ず視界にあって、
特に日航ホテルがバーンと立ち始めていたから
小さい頃住んでた森本よりのマンションからは
夜中のトイレにリビングに出ると暗闇にチカチカ赤く光る一つだけ背の高い日航ホテルに、なんだか都会を想像して胸がドキドキしていた。(あの頃は他に何もないから、見えていたんだよね)

そのあとは、もっともっと山側に引っ越して
神社の木の向こうにうっすら見えるオレンジ色の空をみて、きっと地平線では大きな太陽がゆっくりとどっしりと重みを感じながら沈んでいるんだろうな。と想像を膨らませてた。

いつか、オレンジ色の空だけじゃなくて
太陽が毎日模様を変えながら沈んでく様子を贅沢に見られたらいいな。と子供の頃から夢のひとつだった。


そして、いまは

ただただ広い、何も邪魔をしない空を見渡す。
空がオレンジになりかけてからでも、1分ほどで、今日の終わりを見送ることができる。
スーパーの帰りに、食材のことを気にせずちょっとだけね〜なんて
立ち寄ることもできる。

そして、子供の頃は知らなかった
地平線の奥に光る漁船の灯り。
どれだけ遠くにいるのか分からないけれど、地平線で光る漁船のラインは、デザインされたネックレスの宝石みたいにも見える。

子供たちの目に映る景色はどんな風に映っているだろうか
彼女たちのまぶたには、美しく見えているかな、大人になっても思い出すくらいの景色を見せてあげられているだろうか
大人になって、懐かしいとか。
子供の頃の記憶や、その時の想いが鮮明に蘇るほどの景色を見せてあげたい。
撮りためていく
オレンジの空たち。

マージーメー笑

via 越村江莉 ラフログ
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