WM ケーシー: 大統領、この件に関して総合行動指令に組み込みたいNSDD(国家安全保障決定指令)につきましては、まだ簡単なブリーフィングしかお伝えしておりません。アドバイザー3号、キャスパー、そして私は、私が1月以前に知っていた内容を遥かに超える詳細情報を把握しております。前政権は、11月と12月のブリーフィングの際、こうした情報を我々がアクセスできるようにすることにあまり乗り気ではありませんでした。
​大統領: まあ、私も以前からこの件については少し知っていたよ。1970年のことだが、ニクソンはあらゆる素晴らしい資料を持っていて、それを友人たちの何人かに見せたがっていた。ニクソンは私にいくつかの文書を見せてくれたんだ。誰が書いたものかは確かではないが……まあ、ニューメキシコやその他の場所に関するものだった。ニクソンはかなり……その……何というか、それに魅了されていたよ。彼は私に何か、彼らの機体(クラフト)から回収された物体か装置のようなものを見せてくれた。ニューメキシコの墜落現場から回収されたものだ。それが何だったのか……その……我々には分かっているのだろうか? 当時は分からなかったと思うが、11年経った今なら分かっているのかもしれないな。
​ケアテイカー(管理者): 大統領、私からそれらの疑問のいくつくかにお答えできます。始めさせていただいてもよろしいでしょうか?
​大統領: ああ、ところで、これの機密レベルは何だね? つまり、何と呼ばれていたかな? 何と呼ばれていたか思い出せなくてね。
​WM ケーシー: 大統領、コードワード機密です。「最高機密コードワード(Top Secret Codeword)」と呼ばれております。先ほど申し上げました通り、この情報は最高機密(Top Secret)を超えたレベルにあります。非常にコンパートメント化(区画化)された情報です。
​大統領: そうか、必要最小限にしてくれ。これは録音しているのかね?
​ケアテイカー: 大統領、ご希望がない限り録音はしておりません。
​WM ケーシー: いえ、[CIAの女性記録係]が録音を行っています。そうすべきだと考えます。後でこの件について手違いを起こしたくありませんので。アドバイザー4号も残るべきです。彼もこの情報の管理者のひとりですので。
​大統領: うむ、誰にもこれを漏洩させたくはないからな。我々がこれから何を話し合おうとしているのかを知らないのは……まあ……ああ、ビル、決めるのは君だ。アドバイザー4号は残るべきだと思う。残るべきだろう……うーむ……よし、分かった、ビル、君が判断してくれ。
​WM ケーシー: 了解しました、アドバイザー4号は残すことにします。しかし[CIAの女性記録係]も残さなければなりません。私が判断を下します。
​大統領: よし、ではまず用事を済ませて、少し時間をくれないか。食べ物かスナックでも取ってくるとしよう。時間はどれくらい……うーむ……ああ、1時間ほどか?
​ケアテイカー: 大統領、これには約1時間、少なくとも第1パートだけでそれくらいかかると見込んでおります。ブリーフィングを行うには非常に複雑なテーマです。お話しすることはできますが、質疑応答が[第1部の]時間を超えて延びる可能性があります。
​大統領: 分かった、了解した。一度休憩を入れて、それから再開しよう。
​(休憩)
​ケアテイカー: よろしいでしょうか、大統領。準備は整いましたか?
​大統領: ああ、整ったよ。始めよう。