​道を進み、別の動く部屋(エレベーターのようなもの)に入った。1分ほど移動すると、ドアが開いた。広い部屋に出た。そこには自分たちの荷物が保管されていた。広い部屋には、小型の宇宙船もたくさん格納されている。
​大きなドアが開く。まばゆい光。初めてこの惑星の姿を目にした。ランプ(昇降口)を降りていく。大勢の「イーブ(Eben)」たちが私たちを待っていた。これまで見た中で最も大きなイーブがいた。彼が前に出てきて、私たちに話しかけ始めた。「イーブ1」がリーダーからの歓迎のメッセージを訳してくれる。どうやらこの男がリーダーのようだ。他の者より1フィート(約30センチ)ほど背が高い。リーダーは、この惑星へようこそと言った。彼は惑星を何らかの名前で呼んだが、私たちには理解できなかった。イーブ1の翻訳はあまり上手くない。
​私たちは開けたアリーナへと案内された。パレード広場のように見える。地面は土だ。見上げると、青い空が見えた。空はとても澄んでいる。2つの太陽が見える。片方はもう一方よりも明るい。風景は、アリゾナ州やニューメキシコ州のような砂漠に見える。見える範囲に植物はない。なだらかな丘が続いているが、土以外は何もない。
​ここが中心となる村か町のようだ。私たちは、電気タワーのような大きな構造物がある開けた場所に降り立った。タワーの頂上には何かが鎮座している。村の中央には大きなタワーがある。コンクリート構造物のようで、非常に大きく、おそらく300フィート(約90メートル)ほどある。このタワーの頂上には鏡のようなものが置かれている。建物はすべてアドベ(日干しレンガ)か泥小屋のように見える。中には他より大きいものもある。
​ある方向を向くが、正確な方位はわからない。ただ、そこには非常に巨大な構造物がある。宇宙船に乗っていた一部の者を除き、イーブたちは皆同じ服を着ている。今は、他の者とは違う濃い青色の服を着た者たちも見える。イーブは皆、ベルトに何らかの箱のようなものを装着している。全員がベルトをしている。子供は見当たらないが、もしかすると大人と同じサイズなのかもしれない。
​私たちのブーツが土に足跡を残す。サングラスなしでは、明るすぎて目がくらむほどだ。360度見渡すと、建物と荒涼とした土地が広がっている。植物は一切見当たらない。彼らはどこで食料を育てているのだろうか。なんて惑星だ。ここに10年も住まなければならないなんて信じがたい。だが、「千里の道も一歩から」だ。誰の言葉だったか思い出せないが、ふと頭に浮かんだ。
​しかし、大勢のイーブたちが私たちを歓迎してくれている。彼らは友好的なようだ。すると、驚いたことに、誰かが英語を話した。皆で辺りを見回すと、一人のイーブがいた。このイーブは非常に上手な英語を話す。私たちは彼を「イーブ2」と呼ぶことにした。彼はほぼ流暢な英語を操る。