携帯電話のゲームサイト内で女子中学生になりすまし、知り合った男子中学生に裸の写真を送らせたなどとして兵庫県警に昨年逮捕された男が、同様の手口で男子中学生ら全国の約130人から裸の写真などを入手していたことが8日、捜査関係者への取材で分かった。男は「15~16歳の男の子が好きで、自分だけの画像がほしかった」と供述しているという。出会い系サイトに比べて健全とされる「非出会い系サイト」が犯行に利用されており、県警は注意を呼びかけている。
男は兵庫県西宮市の派遣社員、中山勇治被告(34)=公判中。昨年8月、中3男子に対する強制わいせつ容疑で逮捕され、その後、中学2年の男子生徒に裸の写真を送らせるなどしたとして児童買春・ポルノ禁止法違反容疑で2度逮捕。いずれも起訴された。
捜査関係者によると、中山被告は女子中学生を装って複数の携帯ゲームサイトに登録。会員同士で連絡できる「ミニメール」機能を使って男子中学生らにメールを送り、「互いの裸の写真を交換しよう」と持ちかけ、画像を送らせていたとされる。
別サイトから入手した女性の裸の画像や、サイト上で知り合った女子中学生から入手した裸の写真などを男子中学生らに送信し、自身が女子中学生であるように装っていたという。
県警は、中山被告の自宅を家宅捜索した際、名前ごとにファイル分けして保存された少年のわいせつ画像計約4千点を押収。画像を分析した結果、約130人分にのぼることが分かった。一部は高校生だったが、大半は中学生とみられる。中山被告は「子供がたくさん使っている携帯ゲームサイトを選んだ。ネットならだませると思った」と供述しているという。
県警は、中山被告がサイトを通じて直接会った男子生徒に対し、わいせつ行為や買春などをしていた可能性もあるとみて、余罪などを調べている。
◇
中山被告が利用した「非出会い系サイト」は、手軽な交流手段として若者らに人気がある半面、未成年が性犯罪に巻き込まれる入り口になりつつある実体が浮かんでいる。
非出会い系は、交流サイトの「ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)」を提供するコミュニティーサイト。携帯電話向けのサービスなどを主とするモバゲーやグリーなどが大手で、それぞれ数千万人が利用しているとされる。
利用者同士の恋愛などを目的とした出会い系サイトに対し、ネット上の交流を目的としており、ともに匿名性はあるが、比較的健全なサイトと目されてきた。
しかし、警察庁によると、非出会い系サイトを通じた昨年1~6月の18歳未満の性犯罪被害者は、出会い系の約4倍となる546人にのぼる。逮捕・摘発者557人の約7割は、中山被告と同様に非出会い系のミニメール機能を使って被害者と接触。容疑者側が年齢や職業などを偽っていたケースも約4割あった。
女子中学生などの登録者には、登録直後からミニメールが相次いで着信し、中には「親に内緒のおこづかい欲しいとか興味ない?」「暇な時にでも一緒に遊ばへん?3~4万出しますよ」と援助交際をほのめかす内容もあるという。
捜査関係者は、非出会い系サイトについて「子供が使う場合、どういう使い方をしているのか保護者が定期的に確認することが大事だ」と指摘している。
男は兵庫県西宮市の派遣社員、中山勇治被告(34)=公判中。昨年8月、中3男子に対する強制わいせつ容疑で逮捕され、その後、中学2年の男子生徒に裸の写真を送らせるなどしたとして児童買春・ポルノ禁止法違反容疑で2度逮捕。いずれも起訴された。
捜査関係者によると、中山被告は女子中学生を装って複数の携帯ゲームサイトに登録。会員同士で連絡できる「ミニメール」機能を使って男子中学生らにメールを送り、「互いの裸の写真を交換しよう」と持ちかけ、画像を送らせていたとされる。
別サイトから入手した女性の裸の画像や、サイト上で知り合った女子中学生から入手した裸の写真などを男子中学生らに送信し、自身が女子中学生であるように装っていたという。
県警は、中山被告の自宅を家宅捜索した際、名前ごとにファイル分けして保存された少年のわいせつ画像計約4千点を押収。画像を分析した結果、約130人分にのぼることが分かった。一部は高校生だったが、大半は中学生とみられる。中山被告は「子供がたくさん使っている携帯ゲームサイトを選んだ。ネットならだませると思った」と供述しているという。
県警は、中山被告がサイトを通じて直接会った男子生徒に対し、わいせつ行為や買春などをしていた可能性もあるとみて、余罪などを調べている。
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中山被告が利用した「非出会い系サイト」は、手軽な交流手段として若者らに人気がある半面、未成年が性犯罪に巻き込まれる入り口になりつつある実体が浮かんでいる。
非出会い系は、交流サイトの「ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)」を提供するコミュニティーサイト。携帯電話向けのサービスなどを主とするモバゲーやグリーなどが大手で、それぞれ数千万人が利用しているとされる。
利用者同士の恋愛などを目的とした出会い系サイトに対し、ネット上の交流を目的としており、ともに匿名性はあるが、比較的健全なサイトと目されてきた。
しかし、警察庁によると、非出会い系サイトを通じた昨年1~6月の18歳未満の性犯罪被害者は、出会い系の約4倍となる546人にのぼる。逮捕・摘発者557人の約7割は、中山被告と同様に非出会い系のミニメール機能を使って被害者と接触。容疑者側が年齢や職業などを偽っていたケースも約4割あった。
女子中学生などの登録者には、登録直後からミニメールが相次いで着信し、中には「親に内緒のおこづかい欲しいとか興味ない?」「暇な時にでも一緒に遊ばへん?3~4万出しますよ」と援助交際をほのめかす内容もあるという。
捜査関係者は、非出会い系サイトについて「子供が使う場合、どういう使い方をしているのか保護者が定期的に確認することが大事だ」と指摘している。
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