百尺竿頭一歩を進む
(ひゃくしゃく かんとう いっぽをすすむ)

百尺の竿 (さお) の先に達しているが、なおその上に一歩を進もうとする。
〈要 訳〉
すでに努力・工夫を尽くしたうえに、さらに尽力すること、また、十分に言を尽くして説いたうえに、さらに一歩進めて説くことのたとえ。

+×+×+   +  +×+×+  

物事を進めて行く過程で、意見を持ち寄り、考えを提案し、意思統一して実行することが必要である。

どんな大きな組織でも、小さなグループでも、一個人の独断で決めることなく意志決定し行うことが大事である。
十人集まれば十人十色の考え方、表現があるが、集まることで方向性が見えてくる。

案(Plan)の方向性を絞り込み、考えを纏めて実行(Do)に移し、確認(Check)し、見直し(Action)て行くことで、その案は良い方向へ機能して行く。
途中、進行具合を確認して本来から外れているなと感じたらPlanを練り直せば良い。
このP・D・C・Aを何回も回して行くことで、物事は良い方向へと向かう。

ただ、間違ってはいけないことがある。

決めた状態を見ずに、新しい案を矢継ぎ場に提案しPlan changeしてしまうこと。

いわゆる、後出しジャンケン的な行い。

手当たり次第の場当たり思考で当たれば幸いの、もはや計画倒れの案になっている訳だ。

十分に計画(Plan)を練った上で行動し、更に見直し改善するということを順序立てて行う。
何か物事を成し遂げる為に大事なことは、計画が十分に練られているかである。
失敗の元は、計画が甘いからという所にある。
良い結果を出したいと思うなら、先ずは計画が全てであるということだ。
そして、計画は期限を過ぎたらもはや計画ではなくなるので、完了期限を守るように組むことである。
だが、これが中々出来ないことが多い。