世代
(ガレージな夜905)

「去る者は追わず、来るものは拒まず」の精神でガレトレを開催しているが、かれこれ一年ぶりだろうか、体験の申し込み者とボールを蹴った。
ブランクが長すぎて、色々と思い出すのに大変なのと、身体が動かないと言う現実に直面。
おじいちゃんと孫の、「忘年の交わり」とでも言おうか・・これからゴールデンエイジを迎える世代と、また向かい合えるのは楽しみだ。

…〜………〜…

ジェネレーションギャップと言う言葉がある。

1965〜1980年ごろに生まれた世代をX世代と言うらしく、1981〜1995年ごろ生まれの世代がY世代と言われる。
X世代の前は、昭和ど真ん中の団塊て燻銀(いぶしぎん)世代で、セカセカと現場と向かい合い働いた時代を過ごしたアナログな人達が多い。

現代はというと、Z世代と言われ、インターネットやスマホを当たり前に使う環境で育ち、在宅社会が普通になり、物を作る生産性からバーチャルなコト体験へと現場から遠退いていっている。

物作りから、コト体験へ時代がシフトしており、その価値観が随分変わってきている。

資源の少ない日本の強みは、技術力で高品質の物作りであることは承知のことであるが、コト体験ばかりが増えていくと生産性は低下する一方である。

何かに没頭して、頭や身体に沢山の汗をかいた経験がいざという時に役に立つのだが、汗をかくのは嫌い、苦労は嫌だ、楽して過ごせればそんな良いことはないと勘違いしがちだ。

今、私たちが取り組まなくてはならないことは、コロナ禍で蔓延した動きずらい世界をいかに早く抜け出すかだ。
まんじりとまったりとした個室からいかに抜け出すか、そして外へ出て活動の場をどんどん増やして五感を磨くことではなかろうか。
いくら便利な世の中になろうと、架空の体験では真実は見えてこない「井の中の蛙」であろう。

世代交代は、その年代毎に必ずやってくるが忘れてならないのは、「観て、聞いて、触れて、嗅いで」感じる行為、これは如何なる世代でも不変であるはずだ。

まだまだやれる。