早春賦

菜の花畑の遠きに南アルプスの南端の雪山がかすかに見える。
菜の花畑の蜜蜂に春は近しと感じ、空に飛ぶ浮き雲の遥か先の山の頂の白さに、まだ遅き冬を漂わせる早春の頃。

早春賦の歌・・

春は名のみの 風の寒さや
谷のうぐいす 歌は思えど
時にあらずと 声もたてず
時にあらずと 声もたてず

氷融け去り 葦(あし)はつのぐむ
さては時ぞと 思うあやにく
今日も昨日も 雪の空
今日も昨日も 雪の空

春と聞かねば 知らでありしを
聞けばせかるる 胸の思いを
いかにせよと この頃か
いかにせよと この頃

…〜……〜…

歌詞の意味

春とは名ばかりの風の寒さ
谷のウグイスは 歌おうと(鳴こうと)するが
まだその時ではないと 声も出さない

氷は解け 葦(あし)は芽吹く
もう春が来たかと思ったが あいにく
今日も昨日も雪模様だ

春だと聞かなければ
知らなかったのに(気づかなかったのに)
聞いてしまったから気がはやる
(そわそわして落ち着かない)
この気持ちをどうしたらいいのか 今頃の時期は

。。。

後書き・・

別れ有り、旅立ち有りの気持ちが揺れ動く季節、惜別が希望へ変わる瞬間の季節ですね。^_^

⬇︎

早春賦


・・モーツァルトの「春への憧れ」と似てるなぁ

春への憧れ