敵は我にあり

サッカーは11人対11人で戦う。
ピッチの中には、11人の敵がいる。
そして、自分以外に敵味方、審判ラインズマンも入れれば24人がピッチにいる。
そんな中で、11人の敵の動きを観てボールを取られないようコントロールし11人の味方を的確に選別しボールを繋ぎゴールを目指さなければならない。
この多くの人を観て、瞬間、瞬間に適切な判断をしなければ、自分がボールを持った時に血気盛んな相手に四苦八苦する。
そんな目の前の敵にどう対処するかだが、本当の敵は案外そこにはいない。
ふと気づくと、敵を観て恐れをなしてビビって消極的なプレーをする自分がいる。
すると、ボールが足に付かないプレーの連続でボールロストが多くなる。
戦うべき場面で迷ったり、千載一遇のチャンスに勝負をかけれない、そんなプレーが目立つばかり。
なぜ、ボールロストしたり、迷ったりするのか?
それは、ボールを確実にコントロールするテクニックがまだまだ足りない事に端を発する。
ボールをコントロール出来ない状況では、次のプレーの判断もままならなくなってしまう。
やるべき場面でやるべき事が出来ない状態だと言うこと。
気付かなければならない事は、そんな自分の弱さが一番の敵だと言うこと。
相手がどうこう言うのではなく、本当の敵はテクニックの未熟さと心の弱さをさらけ出す自分であること。
だから、練習でその弱い自分を強くして行くことが本当に大事だ。


練習でやり切れず、試合で負けても悔し涙も出ない・・
もしそうだとしたら、戦う戦士にはなれない。
その原因は何処にあるのか、本当の敵は我にありだ。