夢見る君へ
(ガレージな夜584)
カズと言う少年から
小学1年の冬にサッカーコーチをしている叔父に、リフティング10回続けてみろって言われて出来なくて、悔しくてその半年後に200回できるようになった。4年の頃には6000回くらいはできるようになっていた。
叔父はその界隈では有名な厳しいジュニアのサッカーコーチ。
練習に遅れて言い訳を言おうものなら、迷わず蹴りを入れられ外堀1周走らされるなんてのは常であったと聞く。
リフティングやドリブルの基礎練習をこの時期に徹底的に行いカズはボールコントロールの技術を自分のものにして行ったとか・・・。
体が柔らかい小さい頃に、毎日ボールにさわり練習した事は、体が覚えて忘れないから大人になった時に効いてくる・・
そういう本質を知っている叔父の教えが有った。
そんな、少年のサッカーに対する行動やコーチの叱咤を、何もなかったかのように優しく見守り家計をやり繰りする母親がいた・・・
そして15の冬
夢を持ってブラジルへ単身夢者修行へ・・
当然、初めから上手く行く事はなく苦労と挫折の連続、でも諦めなかった。
そこで陰ながら支えたのが父親であった。
・・・
夢を掴んだ生い立ちを学び、10年後の君へ
幼少の頃から義務教育を終える頃迄をどう過ごすか・・この年代の過ごし方が、後の人生を形成して行く土台になるから大人の理解が必要となる・・・。
楽しく行くのも良し、苦労に向かうのも良し・・
ただ、人生は経験値の数がものを言うから、楽だけとか苦だけでは片輪である。
いろいろな事にチャレンジして苦楽を体験し、身体と頭に覚えさせる。
そういう経験をできる環境を探して、与えて歩ませて行く事が良いだろう。
君の未来は、君と君の理解者に左右される。
良いサポートと、君自信の強い心があればどんな環境でも成長できる。
今取り組んでいる事をもっと努力し継続して、自分の得意とするまで磨くこと。
それが、10年後の出来る大人の自分作りだと信じること。
今までは気付かなかった、でも気付いたらそこから始めればいい。
ポジティブに鍛えるなら、今からでも遅くない。
真剣と言う言葉を胸にやった者勝ちだから。