(再投稿)

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<禅の修行から>

禅の修行中に小僧が粗相をしたのを観て、禅師は躊躇なく厳しく注意した。
小僧達にしてみれば、鬼のような怖い存在で、その一挙手一投足に身が引き締まる。
禅師には腹はなく、言った次の瞬間には何も無かったかのように平穏だ。
小僧にしてみれば、もう二度と誤ちは犯さないと心に強く刻む場面だ。
禅師のとった行動は、小僧を一流に育てる為の教えである。
間違いをその場で叱り、正して、放置しない厳しく叱る、本筋には気づかせて学ばせる小僧への深い愛情がある。

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ここで大事なのは、粗相(気の無いミス)を見逃さずその場で叱り本人に気づかせる事である。
時間の流れに事を委ねて熱り(ほとぼり)が冷めてから対処する・・と言う場合も有るが、気持ちや、気づかせの必要がある場合は、後回しにせずその場で正す事がベストな対処である。
アメとムチの、ムチの入れ方の使い方でジャストタイミングが功を成す訳だ。

どの年代でも、育成はアメとムチの使い方がポイントである。

気持ちが薄い、やる気が出ない、いい加減な取組み、他人への責任逃れなどの自分本位な振る舞いにアメは不要、ジャストなムチを入れたい・・
一方、チャレンジ精神旺盛で気持ちはあるがやること成すことが上手くならず失敗ばかりの時・・
少し手を差し出すのを我慢しよう。
チャレンジした失敗は、自ら考え、今を乗り超えようと前に向かう事への始まりである。
だから、与えるのはヒント、それも我慢の後からでいい。
学ばせるタイミングは正にここで、見守る我慢強さがアメを与える事に結びつくと私は考える。

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KAZUのコラムから

・学ばない者は人のせいにする。
    自分に何がたりないを考えないから。
・学びつつある者は自分のせいにする。
    自分に何が足りないかを知っているから。
・学ぶことを知っている者は誰のせいにもしない。
   ・・だから 常に学び続ける人でいたい。

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子供時代にどう過ごしたかが大人の人格になる。

大人になった時に、苦しい場面が幾度となく訪れるだろう。
その時に、自分を助けられるのは自分だけ。
誰かが助けてくれるなんて他力本願は持たないことだ。
大事なのは、自力と、結果がどうこうで人のせいにしない自分を育んで行くこと。

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目をつむり、幼少の頃から自分の歩んだ道を思い浮かべる・・
なんだか反省する事ばかり・・
走馬灯のようにボンヤリ蘇る記憶に後悔の念・・
(苦笑)
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