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一粒の種から大木へ
(ガレージな夜407)

植物の種の中には、地に根を張り、発芽、成長、開花、そして結実する全ての可能性が入っている。
たった一粒の種から、何年もかけて大木へと育ち、その過程で花を咲かせ、多くの実を付ける能力を備えている。
ただ、大木や結実へと育つ為には、栄養となる環境が必要で、命となる水や光が無くてはならない。

私たち人間も同じで、全ての子供に可能性と言う因子が有る。
一粒の種と同じように、子供は産まれて直ぐに教え無くても息をするし、やがて乳を飲み、ご飯も食べるようになる。
そしてハイハイから二本の足で歩き始める。
放っておいても、ある程度までは育つ様に遺伝子が組まれているようです。

しかし、そこからの可能性は経験して行く環境が大きく左右してくる。
だから、ろくに考えもせず、ただ与えられた物を消化しているだけでは成長は極めて少なくなってしまいます。
子供たちが、未来に向かい大木になり、多くの花を咲かせ結実する為には、そこに向かう環境が必要となるわけで、その過程、環境は親であり関わる大人が提供する事になる。

さて、その環境を与える事になるのだが、そのさじ加減が適切かどうかが問題になる。
与え過ぎても、足りなくてもダメと言うことを知り、子供たちの自立を援助出来るスタンスでいることが大事。
手取り足取り、出過ぎず、忍耐強く可能性を引き出す、それがコーチ(親、大人)の役目なのです。
一粒の種から大木へ育てることは、そう言う事と理解しておきたい。