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JAZZを奏でる為に
(ガレージな夜151)
☆ザッケローニ監督の興味深いたとえ話

よくサッカーはオーケストラだと言われる。全員が同じ楽譜を見て演奏を合わせていくことが大切だからそう言われる。
しかし、私はジャズのように演奏できることが、サッカーではないかと思っている。
ジャズは5人の演奏家が集まれば、練習しなくても演奏できる。練習しなくても合わせることが出来るためには、基本を知っていなくてはならない。それは、個人個人の理解度が高いと言う事とお互いを尊重した中で個人を生かし、一つの音楽を作り上げることではないかと思う。
サッカーでもテクニックとサッカー理解が高い選手同士であれば、共にトレーニングしなくてもすばらしいハーモニーをピッチで奏でることができる。だから、育成年代ではテクニックとサッカーを理解することを指導していくことが最も重要だと考えている。

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☆JAZZを奏でる為に
・・・「相手より多くチャンスをつくりなさい」・・・相手よりも多くチャンスを作ることは、ゲームの中で相手よりも良いプレーを多くしていることであり、それが自然と良いサッカーにつながってくると思う。
・・・具体的には、チーム戦術ではなく、ポジションにおける個人の戦術を教えていった。
・・・まずは1対1の攻守が重要になる。攻撃ではいつマークから離れるか、またどこでボールを受けるかが重要になる。
守備でも・・・個人でいかに守れるようになるかを教えていった。
・・・攻撃も守備も個人で「どう守るか」、「どう攻めるか」を育成では教えていくべきだと思う。

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WCUPでは結果が出せなかったが、日本の文化、日本人の特徴を研究して日本のサッカーに一ページを加えた、ザッケローニ氏の育成の考え方は素晴らしい。
指揮者は不要だ、JAZZを奏でる為に、ボールを自在に操る為に君たち一人ひとりの足技を磨こう。