ウサギとカメの競走から・・・

いつも先を急いで、手当たり次第おいしい物だけ物色して、苦い物には手を付けず、ただただ一目散に走りゴールを目指すだけのウサギさん。

かたや、一歩一歩ゆっくり地面を踏みしめて、目の前にある全てのものを噛み砕いて、色々な味をみて歩んでゴールへ向かうのろまなカメさん。

ゴールに先についたウサギさん・・あれあれ・・・

一目散に走ってきたからお腹がすいたけど、ゴールには苦瓜しか有りません。

持ってたものも何もない、苦瓜は食べれないし、探しに戻りたいけど戻り道も、探し方も分からない・・・困った・・・(w_-;

数日が過ぎてから・・・のろまなカメさんがようやくゴールにやって来た。

ゆっくり世の中の景色を観ながら、いろいろな物を食べて歩んで来たから体力もまだまだあるし、頭の中には途中で見つけた生きる知恵がたくさん詰まっていた。

もちろん、苦瓜もおいしく食べる方法を知っている。

先についたが、食べるものもないウサギさんは動く事もままならぬ状態で這いつくばっている。

カメさんが苦瓜を美味しく料理して、やさしくそっと差し出した・・ウサギさんは、苦瓜とは知らず美味しそうにその料理を平らげた・・・そしてその行為に涙して自分を反省した。

<カメさんに学ぶ>

人生の歩み方は、先を急がず目先のおいしい物に目を奪われず、心を落ち着かせて遠い将来をしっかり定めて歩む事とカメさんに学ぶ。

人生は、ウサギとカメの・・・カメでいいんだね。