人間が成長する過程に於いて重要な事はなんだろうか・・・と考えてみた。


学校でも、家庭でも普段の生活でムリをする事などはまずないし、まして綱渡りをするような危ない事、つらく、苦しい事を体験などもまずない。

でも、人間が成長して行く過程では、何処かで痛いこと、辛いこと等の嫌な経験をした方が良いと思う。

それも、わりと早いうちに”酸いも、甘いもの”の、”酸い”部分を経験させておくことでその子の将来が大きく変わると思うし、今、結果が出なくても将来きっとどこかで、その経験が役に立つ時が訪れると思う。


それには、スポーツは最適な人間育成の訓練場所だと思う。


練習方法、取り組み方は千差万別、何処を目指して、何をいつまでに、どうするのかと言う目標が欲しい。
これは、指導する側はもちろんだが、指導される側ももちろん必要である。
目標があれば、目的を果たす為のプランが考えられるだろうし、プランが無いと実行(練習)は難しくなるはずだから!

目標を持って、それを達成するために努力して行くことが、自分の成長の糧となるはずだ・・・


答えを教えるのは容易いことだけど、しかしそんな事をしたら子供の成長はそこで止まります、自分で考え、自分で工夫する事が大事である。

ちょっと意地悪でもいいから、わざと”理不尽な状況”を作り、そこへ向かわせる、そしてそれを乗り越えるための努力をさせる・・・”乗り越えるべき答えは自分の中にある”のだから、そんな経験をさせる事がメンタルと人間性を育てて行くのだと思います。


将来どんな状況にも負けない、心の強い、粘り強い謙虚な人を作るには、”理不尽な状況”を適度に経験することが必要だと思うし、そういった状況がサッカーには沢山あります。


そういう事を考えて、環境を作り与えていくのが、指導者とか親とかの役目であると思う。


≪答えは自分の中にある≫


常に自分の中に答えを求めなさい。

まわりの人や、まわりの意見や、まわりの言葉に、まどわされてはいけません。


(アイリーン・キャディ)から