昨日のアリーナでの練習お疲れ様。

前日の南部カップ戦での闘いの良い余韻を忘れない為に、本日はアリーナでゲームで出来なかった事をおさらいしました。ゲームして練習で修正して、足技も鍛えての繰り返しですね・・・。


帰り際に、子供達にバルサとサントスの試合を目を皿のようにして観ましょうと伝えましたが、はたしてみなさん観ましたでしょうか・・・・?


☆昨日のクラブ世界一決勝戦から


バルセロナ(以下バルサ)のサッカーの上手さがやたらと目立った試合!
GKからDF→MF→FWへ確実にボールポゼッションしてフィニッシュまでボールをほとんど失わない攻撃は安心して観ていられるし華麗でやってる選手たちも楽しそうだ。
南米のNo.1サントスに何もさせないのだから凄すぎる、サントスも個々の技術が高い選手がたくさんいたが、バルサの個と個が二重にも三重にも連携するイマジネーション溢れるサッカーの前では光を放てなかったようだ。


彼らが何故あれほど迄に強いのか…ボールを自由自在に操り相手に捕まらないのか…
柔らかいボールタッチで次の動作へ迷いなく行けるし首ふって常に周りを見て準備してるし、貪欲にボールを自分たちのものにするために狙っている。

育成年代をカンテラで共に過ごしたメンバーが多くいて、何年もの間で意志の疎通が築けられたんだろう、そして、バルサ流の哲学を植え付けられて、より組織として組み上げられていくのだろう。


バルサ流哲学は、元はオランダのクライフが持ち込んだもので、その原型はトータルフットボールの創始者ミケルスにはじまる。

クライフの元で育った、グアルディオラがその哲学を更に進化させて今のバルサがあるわけだが、血が脈々と受け継がれて歴史が刻まれている。

彼らの哲学に過信はない、いつだって危機感もって、サッカーを研究し常に先を見つめて基本技術を怠らず、個のスタイルを磨き、連携を磨き、組織が強化されていくのだろう。


ブラジルのサッカーが近年勝てなくなっているのは、個の技術の融合が薄いためなんだろう・・・

個々の技術はもともと高いのだが、それを生かせる為の組み方の研究、トライ&エラーが、バルサなんかと比べると不足しているのだろうか・・・。


☆ゲームで分かり易かったこと

①ボールポゼッション時なんかでバルサ3人とサントス1人という場面が、どこのポジションでも簡単に作られていた。要するに青とエンジの縦縞の三角形の中に白いユニが1人いてボールを廻されている状態。

多勢に無勢の状況がいとも簡単に作られ相手を混乱させて、その隙にボールを運んで行ってしまうことで、相手を遊びながらサッカーしているようなもの。


②前線から守備をして高い位置でボールを奪うから相手陣地でゲームが進行していく。


③GKからバカ蹴りをせずにボールをつなぐ意識が高い、だからボールを失わない。


④最終ラインの読みと寄せの速さで相手FWに仕事をさせない。


⑤FW~MFのめまぐるしいポジションチェンジで相手のマークから外れやすいし、ゴールへの意識が高く誰もが狙っている。

などなど


揺るぎない自信に満ち溢れたスキルを持った個が集まり、インテリジェンスな連携をし、相手を遊んでしまうほどチーム力があるのがバルサだと思う。


『自信と過信は紙一重』という言葉があるが、サントス相手の決勝戦でも、、ボールを大事につなげて行く所はむしろ謙虚にも見えるし、バルサに過信は見当たらない。

チャンスが見つかれば一気に全力で攻め込む、そのスタイルはダイナミックであり、観ている方はワクワクするし楽しくてしょうがなかった・・・やっている選手たちはもっと楽しいのだろう・・・

彼ら選手は、与えられた時間と空間に身を投じて勝利と言う目標を掴む為に、全神経を集中し全力で楽しみながらプレーしているのだろう。


☆欧州スペイン流のサッカー上達のあるべき姿

『サッカーはサッカーをして上手くなる』だと思います・・・・深い言葉ですね・・・


≪成功の鍵≫

成功には何のトリックもない。私は与えられた仕事に全力を尽くしただけだ。

(カーネギー)から


≪常に勝利者たれ≫

戦争でも、恋愛でも、勝つ者がいつも正しい。

(スペインのことわざ)から