昨日のジュビロスタジアムでの試合の帰り、私と、運手するTコーチはゲームの反省などを話しながらの帰りの道のりでしたが、車中で死んだように眠る子(選手)と、会話のはずむ子がいた。

2試合しかやっておらず、しかも2試合目は前後半で8分もカットされた短い試合だったので、元気な子はあまり疲れなかったのかな・・・


でも、2試合だろうが、時間が短ろうが、緊張感の中その時間を誰よりも全力で戦っていれば、疲れは出るだろう

1試合でも、その試合に賭ける気持ちがあれば誰よりも全力でプレーしたことだろう。


決勝戦、三位戦を観て感じた人がいると思うが、レベルの高い内容の濃い試合運びをしているチームの個々の選手の動き、プレーはどうだったか・・・


ボールの一転がりに拘るテクニック、ルーズボールに、相手のボールへの早いアタック、ボールをこぼす事が少ない上で、こぼした時のリカバリーの速さと強さ・・・・ボールを持ちキレのあるフェイントで相手をかわせば、すぐさまトップギヤに入れ抜き去るドリブルの速さ、ボールの無い所でもしっかり動いて狙ってるし、どのプレーを観ても手を抜かないし、諦めないし、しつこい・・・最初から最後まで全力でプレーをする事をサボらない事が最大の魅力でしたね。

このカテゴリでも、こんなにスーパーに全力でやれる子はすばらしい・・・きっと帰りの車中は、ゆりかごの中のように気持ちよく死んだように眠るにちがいない。


はたして、我チームは何人眠りについた車中だったかな・・・・・


昨日の試合、さすがにレベルの高いチームが多く、ベンチワークは平穏な所が多かった。

子供達が、子供達自身で考えプレーして行くスタイルを作っているチームが多かったことに気づかれたでしょうか。限られた練習スペースでどういう気持ちでアップをしていたかもポイントで、私はそういう所をむしろ観ていました。勉強になりました。


☆子供の発想を育てる


子供は、もともと自由な考え方や発想をもっており柔軟なものだ。だから試合中にボールを持てば、相手がいようが、いまいが、思い切りドリブルして抜きたいと考えて実行する。

ところが、1対1とか1対2という場面が多くなればなるほどにミスもたくさんするし、負ける回数も増えてくる。

こんな時は、ドリブルよりもパスを多用した方が、より安全だし、その方が勝つ確率は高くなる。

でも、それを強要するのは、大人の考えであり大人のプレーのコピーを作る事になり、本来、子供が持っているセンスだとか、発想、想像力の部分を無視しまっていると思う。

だから、試合中はあえて言わないし指示もほとんど出さないのが自分流のやり方、言うとしたら、挑戦しているプレーに賛辞を送ることぐらい・・・と、試合を離れた所、練習での考えの未熟な行動への注意指導だ・・・


☆試合で自分を引き立たせる為に


観る人を引き付ける魅力的な美しいサッカーの基礎になるものは・・・

「確実にボールを操る、自由自在なテックニック」だと思う。

テクニックを高めるためには、本人の資質と絶え間ない練習の日々が欠かせない。

練習から技術を磨けば、技術がプレーの正確さをもたらす・・・その為には、目標をきちっと定めて繰り返し練習を行う事が必要。

練習でまともに出来ない技術は本物ではないし、”練習で確実に出来る技術”しか試合では使えないものだ。


≪生き方は自分で決める≫

あなたの兄が歩くように歩いてはなりません。あなたの指導者が話すように話してはなりません。人が働くように働いてはなりません。他人と同じことをしてはならないのです。人真似をしてはならないのです。誰のことも模倣してはなりません。自分自身でありなさい。自分のかけがえのなさを世界に示しなさい。そうすれば、世界はあなたに黄金をもって答えるでしょう。


(オグ・マンディーノ「この世で一番の奇跡」)から